保冷剤を赤ちゃん子供に高齢者が誤飲!対処法に捨て方はどうする?

公開日:2015年6月15日

[生活の雑学・トリビア, 生活・ライフスタイル, 育児・教育, 誤飲した時の対処, 赤ちゃん・幼児のトラブル]

どうも~こんにちは、管理人のコタローです。

 

暑い夏の時期!アイスクリームの保冷や
アイスボックスに入れたりする保冷剤は
かなり重宝するんじゃないかと思います。

ケーキ屋さんとかで貰って
そのまま再利用するというケースも
あるかと思いますけど

中には貰いすぎたからちょっと
捨てておきたいという場合もあるかもですね。

 

しかし保冷剤ってそもそも何ゴミなのか
そのあたり結構曖昧じゃないでしょうか。

少なくとも自分調べるまで保冷剤が
何ゴミなのか分かっていませんでした。


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あと、保冷剤を子供や認知症の高齢者の方などが
誤飲するケースもあるそうなので

今回はそのあたりも交えて保冷剤について
書いていきたいと思います。

ではではいってみましょー。

 

保冷剤を赤ちゃん子供に高齢者が誤飲!対処法に捨て方はどうする?

保冷剤の主な成分について

さて、まず最初に保冷剤の成分について
書いておきますけど

主成分は主に水で
全体の約98%を占めるといいます。

 

でも触ってみるとなんとなく
グニャグニャした触感しますよね。

それが残りの2%の「高吸水性ポリマー」
もしくは「高分子吸水ポリマー」といって

市販のオムツや生理用のナプキンなどに
よく使用されているものです。

20140605-01

他にはドリップ吸収剤、結露の防止剤
携帯簡易トイレ、繊維処理剤などなど
幅広い活躍をみせています。

 

自重の数百倍~数千倍の水を吸収する
特性をもちますが

水の中にナトリウム、カリウムなどの
陽イオンが含まれていると吸収力が
著しく低下してしまうとか。

そのため尿、血液などに対しての吸収力は
水よりも劣るといいますね。

 

保冷剤を子どもや赤ちゃん、それに高齢者が誤飲した場合は?

保冷剤を子どもに赤ちゃん
高齢者の方が誤飲してしまうケース
結構あるようですけど

仮に誤飲したり食べてしまった場合
危険性はないのでしょうか?

 

この点についてはどうも
保冷剤のタイプによって異なるようですね。


「1・ゲル化剤型」

ケーキ屋さんとかでよく
もらったりするのがこのタイプですね。

塩化ビニル等の袋に
ポリアクリル酸ナトリウムなど
弾力のあるゲル状物質が入っているといいます。

 

この「ポリアクリル酸ナトリウム」
吸収ポリマーとしての役割を果たすわけですね。

 

ポリアクリル酸ナトリウムは口に入れた場合
中毒の心配などもほぼなく

たとえ誤飲したとしても緊急で病院に!!
という事はしなくて大丈夫みたいです。

 

ただ、それも大量に食べたとなると
話が変わってきて物理的な刺激から

嘔吐、下痢などの症状も出てくる
可能性がありますので

まず吐かせてから病院に向かいましょう。

 

 

そして怖いのが冷やしても硬くならない
ソフトタイプの「エチレングリコール」
入っている場合。

エチレングリコール・・調べるまで
どういうものなのかサッパリでしたが

この成分甘い味がするそうで
誤って誤飲することで

エチレングリコール中毒になる
可能性があるといいます。

 

詳しくは省きますけど下手すると
あっという間に腎臓がやられて
腎不全になり一気に命の危険性が高まります。

体重1キロあたり1グラム以上
摂取してしまった場合は

早急に水、牛乳などを飲ませて吐かせてから
早く病院に向かい受診することをおすすめします。

 

エチレングリコールが入っている
保冷剤を使用しないのが
一番の対処法かもしれないですね。


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「2・シートタイプ」

風邪などの時に頭に貼ると
ひんやりするタイプはこれにあたりますね。

表面についているゲル状の物質は
毒性は低いものの

こちらも体内に誤飲した量が多いと
下痢、嘔吐などの症状が起こる場合があります。

誤って舐めてしまった、場合には
牛乳などを飲ませておき

不調を訴え始めたら病院に向かってください。


「3・瞬間冷却剤」

袋を叩いたり強い衝撃を与えることで
中の水袋を破いて、そこから瞬時に
冷たくなるタイプの冷却剤です。

硝酸アンモニウムと水が混ざり合うと
一気に吸熱反応によって温度が
低下するそうです。

 

こちら硝酸アンモニウムの
吸熱反応の動画になりますけど

本当一気に温度下がっています。

⇒⇒⇒硝酸アンモニウムの吸熱反応【動画】

科学の力ってすごいですね~。

 

ちなみに硝酸アンモニウムは
少量の誤飲なら問題には至らないようですが

大量に誤飲した場合には
胃粘膜の刺激作用により吐き気
嘔吐に下痢

あと新生児の子が誤飲した場合は
メトヘモグロビン血症という状態に
なりやすいとの事で

唇や爪の先が紫色になって
チアノーゼの状態を引き起こします。

 

「ブルー・ベビー症候群」とも
いうそうですけど、とにかくこの場合は

早急に牛乳か水を飲ませて吐かせて
病院に直行してください。

 

保冷剤の違いによって中身に
含まれている成分にも色々と
違いがあるわけですね。。

基本少量なら問題はないようですけど
誤飲しないにこしたことはないので

子どもの手に届かない場所に
入れておきたいところです。

 

小さい子って何でもかんでも
口にしたがりますからそこはお母さんが
しっかり目を光らせておかないとですね。

う~ん、なんとも大変。。

 

保冷剤の捨て方として

基本的には「可燃ごみ」として
処理してしまって問題ないようです。

 

普通のごみと一緒に捨てて
OKということになります。

ただ地域によってはそのあたり異なるようで
調べてみたかぎり

「可燃ごみとして処理」

・東京都練馬区

・東京都港区

・東京都世田谷区

・東京都杉並区

・東京都豊島区

・千葉県千葉市

・新潟県新潟市

・宮城県仙台市
(家庭ごみとして)

・愛知県名古屋市

・愛知県岡崎市

・神奈川県横浜市
(中身が水の場合空にする)

・大阪府大阪市

・兵庫県神戸市

・北海道札幌市

・沖縄県那覇市

「不燃ごみとして処理」

神奈川県横須賀市
(無色透明な袋でしばる)

広島市
(丈夫な袋に入れて出す)

と、こういった具合に地域によっての
違いはあるみたいですね。

 

ここにない地域の方は
住んでいる地域の保冷剤の処理を

どのように行っているのか
調べておくといいでしょう。

 

今回のまとめ

はい、そんなわけで今回は
保冷剤を誤飲してしまった時の対処法に
捨て方などについて見ていきました。

 

これからの暑い季節、多分保冷剤を
使用する機会とか増えるでしょうから

小さいお子さんがいるご家庭や
高齢者の方の介護をされている方などなど

保冷剤の誤飲には注意いておきたいところです。

 

エチレングリコール、硝酸アンモニウムを
使用しているタイプは特に気を
つけておきたいですね。

少量でも問題ないとはいえ
やはり心配になりますから。。

 

これからの夏の季節
どうぞ気をつけてみてください。

それでは今回はこれにて失礼します。
また次回よろしくお願いします。


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