十二支の干支で申(さる)の意味由来!なぜ猿じゃないの?

公開日:2015年11月16日

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こんにちは、管理人のコタローです。

 

もうすぐ今年も終わりですよね~
一年があっという間に過ぎ去っていく感じです。

 

さて、来年2016年の干支は申年なわけですが
この申ってどうして「申」って
漢字なのかご存知でしょうか。

 

動物の猿の文字をそのまま
当てはめても良さそうなものなのに。

そのあたりちょっと見ていったんですけど
何気に予想していなかった新事実が
見えてきたりして。

 

これ自分は知らなかったので
なるほど~と思ってしまいました。


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今回は干支についての雑学知識で
申(申)の意味や由来などについて
まとめていきたいと思います。

では早速見ていってみましょー。

 

十二支の干支で申(さる)の意味由来!なぜ猿じゃないの?

十二支の申にはこうした意味が・・・!

元々干支の十二支ですけど
今から3000年以上もの昔に
中国で作られたものが原型となっているそうで

多くの人々が月日と時間
方位などを把握するために
利用されていたといいます。

 

たとえば東西南北にはそれぞれ
「子」「卯」「午」「酉」が割り当てられ

更に北東、南東、南西、北西には

 

北東「うしとら」

南東「たつみ」

南西「ひつじさる」

北西「いぬい」

 

こう呼ばれているのはなんとなく
耳にした人もいるんじゃないでしょうか。

 

 

そして、十二支の干支は
元々農業用語として
使われてきたものだったそうで

農作物を育てる上で干支を暦として利用したり
農作物の成長過程を12段階で表したり。

 

これを庶民にも分かりやすいよう
動物の文字を当てはめて教えたことから
始まったともされています。

 

江戸時代の時期は干支を使って

「丑の刻」とか「午の刻」とか・・・

そういった時間を表す部分でも
使われてきたので数字代わりの
ようなものだったんですね。


十二支それぞれの意味を
農業用語に当てはめていくと

「子」
散らばっている様子

 

「丑」
生命エネルギーの結合

 

「寅」
形をとり発生
草木の伸び始めの時期

 

「卯」
盛んに茂る様子

 

「辰」
ものがことごとく震い動き
伸びていく生命の様子

 

「巳」
とどまる
蛇が脱皮するように気の更新。

 

「午」
そむき逆らう

 

「未」
成熟し、匂いや味が備わっていく

 

「申」
伸びる、陰気が伸び老いて成熟する

 

「酉」
壺の中で盛んに醗酵する様子

 

「戌」
茂るに通じており
欲求不満で一杯になる

 

「亥」
いっぱいになったエネルギーが
一気に爆発する様子。

 

そして閉じて新たな生命を宿し
「子」へと宿る。

とまあ、こういった具合にそれぞれの干支には
それぞれの農業にまつわる言葉が
割り当てられていたんですね。

 

9番目の申には「伸ばす」の意味から
草木が伸びきり

実がなってどんどん成熟していく様子を
表しているというわけです。

 

つまり十二支の干支の文字に
それぞれの動物の漢字を当てはめて
分かりやすくしただけであって

動物そのものには特に
意味はないとされているわけです。

 

まったくもって「へー」といった感じです。


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十二支の申の他の意味としては?

さて十二支の申の読みですけど
本来は「申(しん)」といいまして

元々は「雷」「電」といった
稲妻を描いたものの原字という話があります。

 

稲妻を表現した申の象形文字は
屈折しあちらこちらに走る点から

「申」を伸びるという意味などで
使うようになったといいます。

20151114-26

稲妻は「雷」とも言い、更には
昔は神様が鳴らしているものとされたことから
「神鳴り」とも書きました。

そして「神」の漢字には
「申」の漢字が含まれていることから
やはり稲妻との関係があったんですね。

 

結論としてまとめていくと・・・

さて一応結論としてまとめていきますと

十二支の「申」と「猿」とは
基本的に関係はないという事になります。

 

江戸時代などの当初は
読み書きできない人も多かったので

干支の十二支を多くの人に広めていくためには
身近なものから当てはめて覚えていった方が
覚えやすかったんでしょう。

 

「申」のみならず、十二支の干支の動物は
根本的に農業用語なので

動物の話は後付けという事になりますね。

 

なんとも驚きな雑学知識でした。

 

今回のまとめ

はい、今回は十二支の干支で「申」の意味由来
あとどうして「猿」じゃないのか?

そのあたりを書いていきました。

 

申が雷とか電の元々の
原字だったという話も知りませんでしたし

更には申と猿にはなんの関係性もなく
ただ農業用語として覚えやすくするための
当て字だったなんてΣ

 

それが現在になってもずっと
干支の動物として根付いているんですから

風習ってものはやっぱり
根深いものなんでしょうね~。

 

申と猿との関係について
干支の話にでもなったら

ちょっとした雑学知識として
披露してみてはいかがでしょうか?

 

ではでは、今回の十二支の干支の申については
以上になります。

また次回にお会いしましょうー。


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