ふきのとうとふきにタラの芽の違い!天ぷらの下処理に保存方法

公開日:2016年3月27日

[○○の違い, ふきのとう, ふきのとうの保存, タラの芽, タラの芽の保存, 料理, 料理の下準備, 生活の雑学・トリビア, 生活・ライフスタイル, 言葉・用語の使い方, 野菜, 食品の保存, 食材の下ごしらえ]

 

こんにちは、管理人のコタローです。

 

春の到来を思わせる
山菜として有名な「ふきのとう」
天ぷらとかにして食べると美味しいですよね。

そして煮物とかフキ味噌あたりで見る
「ふき」と名前が似ている点があります。

 

あとは同じ山菜である
タラの芽との違いは何なのか?

そのあたり気にしている人も
それなりにいるようです。

 

「ふきのとう」と「ふき」

「ふきのとう」と「タラの芽」

このあたりの違いは何なんでしょうか?


「Sponsored link」

あとついでにふきのとうに
タラの芽の天ぷらの下処理や
保存方法についても見ていってみましょうかね。

では早速いってみましょー。

 

ふきのとうとふきにタラの芽の違い!天ぷらの下処理に保存方法

最初にふきのとうとふきの違いから

では最初に「ふきのとう」
「ふき」の違いからですけど

これ違いとしては部位の違い位で
結論として同じ植物から採取出来るんですよね。

 

ふきのとうはふきの花蕾(からい)
つまりつぼみの部分から採取できるのに対して

ふきは茎の部分・・・と思うでしょうけど
あれ、厳密には茎ではなく「葉柄(ようへい)」
という部位だそうで

葉柄とは葉と茎の接続部位を指し
一般的に食用として用いられているのが
この葉柄の部位だといいます。

20160326-04

ふきの茎の部分は
なんと地中に埋まっているそうですよ。

 

普通に考えたら食用に用いられている
あの部分が茎だと思ってしまいますよね。

 

次にふきのとうとタラの芽の違い

次に春の山菜繋がりで
ふきのとうよタラの芽の違いについて。

 

ふきのとうは↑で書きましたように
ふきの蕾部分を指しまして
地上に生えてくる山菜。

もう少し詳しく書くなら
キク目キク科キク亜科フキ属フキのつぼみです。

 

そしてタラの芽ですが
セリ目ウコギ科タラノキ属
タラノキ(楤木)の芽であり

落葉樹のタラの木の若芽を指します。
つまりは木に生えてくるのが
タラの芽ですね。

 

どっちも天ぷらにすると美味しく
栄養価が豊富な点があります。

 

ふきのとう、ふき、タラの芽の栄養について

ついでにふきのとう、ふき、タラの芽に
どんな栄養が含まれているのか
確認しておきましょうか。

 

ふきのとうの栄養素

主に含んでいる栄養素として以下の通り。

・ビタミン群(B1・B2・葉酸など)

・ビタミンE

・カリウム

・食物繊維

・フキノール酸

・ケンフェロール

・フキノリド

新陳代謝、疲労回復効果を高める
ビタミンB郡

美肌や美容にアンチエイジング効果が
期待できる若返りのビタミンのビタミンE

体内の過剰な塩分や老廃物の排出効果で
むくみの症状を改善するカリウムなどなど

 

あとはフキノール酸によって
アレルギー症状などの改善が期待でき

ふきのうとの香り成分でもある「フキノリド」は
消化液の分泌を促進するので
胃腸の働きを高めてくれるといいます。

 

ふきの栄養素

・β-カロテン

・ビタミンB2

・ナイアシン(B3)

・ビタミンB6

・葉酸

・カルシウム

・リン

・鉄分

・マグネシウム

・マンガン

・カリウム

皮膚や粘膜の維持効果を持つビタミンB2に

DNAやホルモンを作る時に
必要な物質を作り出すナイアシン

あと、妊婦初期の方に
欠かせない栄養素である葉酸を含んでいます。

 

他にもカルシウム、リン
マグネシウム、カリウムなどなど
ミネラル成分もたっぷりです。

 

タラの芽の栄養素

・ビタミンA(βカロテン)

・ビタミンB群
(ビタミンB1、ビタミンB2
ビタミンB6、葉酸、ナイアシン
パントテン酸、ビオチン)

・ビタミンC

・ビタミンE

・ビタミンK

・ナトリウム

・カリウム

・マグネシウム

・カルシウム

・マンガン

・リン

・鉄

・銅

・亜鉛

・セレン

・モリブデン

・食物繊維

と、こんな具合にかなり栄養豊富であり
山菜の中でも「山菜の王様」といった
呼び名があるほどです。

 

独特な苦味の成分は
「エラトサイド」という物質だそうで

効果として糖の吸収を抑制してくれるので

糖尿病や肥満などの予防に
効果的とされています。

 

ふきのとう、タラの芽の天ぷらの下処理について

では次にふきのとう
タラの芽の天ぷらの下処理のやり方について。

 

山菜には生のままで
食べることが出来るものから

アク抜きの下処理をしないといけない
山菜まで色々ありまして

ふきのとうやタラの芽あたりは
基本アク抜きしないと食べること
ができません。

 

ふきのとうの天ぷらの下処理

ふきのとうの場合↑で
アク抜きが必要と書きましたが

それは和え物やおひたしにする場合で
天ぷらにする場合は
アク抜きの必要がないといいます。

20160326-02

⇒⇒⇒ふきのとうの天ぷら『きれいに揚げるコツ』

 

汚れをきれいに取って
葉っぱの部分を花びらのように丁寧に開いていき

蕾部分をつまみ持ち
葉っぱの部分に天衣をつけていきます。

 

蕾部分を持った状態で揚げ油の中に入れて
葉っぱの部分が開くように左右に振りつつ
形を安定させましょう。

こうして揚げていくと
きれいにふきのとうの天ぷらが出来上がります。

 

タラの芽の天ぷらの下処理、アク抜き

そしてタラの芽ですけど
こっちも天ぷらにする場合は
アクが高温の油の中で抜けていくので

基本下処理は必要ありません。

20160326-03

⇒⇒⇒必ずからりと揚がる、タラの芽の天ぷら レシピ・作り方

 

こちらにタラの芽の天ぷらが
からりと揚がるやり方について書いていますね。

 

洗って、袴の部分を切り取り
十字の切り込みを入れているあたり

下ごしらえと言えなくもないですけど
まあこのくらいの準備なら
すぐにできるでしょう。


「Sponsored link」

ふきのとう、タラの芽の保存方法について

あとはふきのとう
タラの芽の保存方法についてですね。

 

ふきのとうの保存方法について

ふきのとうの場合常温だと
2日~数日程度しかもたないので

冷蔵、もしくは冷凍保存になります。

 

冷蔵保存の場合新聞紙で包
ポリ袋などに入れて
野菜室に入れておきます。

乾燥防止のために新聞紙を
軽く湿らせておくといいでしょう。

 

この場合は約1週間程度は保存できますが
香りが抜けていくので早めに
食べておきたいところ。

 

 

冷凍保存の場合流水で洗い
お湯で2~3分ほど湯がいてから
冷水でしめてあくを抜いていきます。

水が緑褐色になっていくので
何回か水を取り替えてきれいな黄緑色に
なるまで繰り返しましょう。

 

そして水気をしっかりきり
小分けにラップで包んだら
更にフリーザーバッグに入れ

空気を抜いて冷凍保存していきます。

 

この時アルミ製のトレイの上に置いて冷凍すると
急速冷凍していくので

風味の劣化をある程度防止できるでしょう。

 

保存期限がだいたい1ヶ月ですが
まあ早めに食べてしまいたいところです。

 

タラの芽の保存方法について

こちらも常温保存では
そんなに日持ちしないので

冷蔵保存の場合は湿らせた新聞紙に包み
ポリ袋などに入れて野菜室に入れておきます。

香りも抜けておくので
2~3日中には食べてしまいましょう。

 

冷蔵保存の場合は塩を加えて沸騰させたお湯に
1分30秒ほど湯がいて

氷水に入れてしめてアクを抜いていきます。

 

そして水気をよく切り
アルミ製のバットんどに広げて急速冷凍。

その後小分けにラップで包み
更にフリーザーバッグなどに入れて
保存しましょう。

 

こちらもだいたい1ヶ月ほどは
もつかと思いますが

早めに食べた方がいいでしょうね。

 

今回のまとめ

はい、今回はふきのとうとふき
そしてタラの芽の違いや

天ぷらの下処理、保存方法などについて
見ていきました。

 

こうして見返してみると
な~んだと思うところもありますけど

知らない人からすると
なかなかな雑学知識かなと思います。

 

春の時期にはこれらの山菜を使った
天ぷらを用意して
春の到来を感じてみてはいかがでしょうか。

ではでは、ふきのとうとふきに
タラの芽の違いなどについては以上です。

 

また次回にお会いしましょー。


「Sponsored link」


ピックアップ関連記事

コメントを残す

サブコンテンツ