三月見の十五夜・十三夜・十日夜の意味由来に違い!何月何日でいつ?

公開日:2015年7月9日

[お月見・十五夜, 各季節のイベント, 生活の雑学・トリビア, 生活・ライフスタイル]

こんにちは、管理人のコタローです。

 

暑い夏もなりをひそめて涼しい秋の季節の到来。

この時期になると徐々に月見のことを
意識し始める人たちもいるのではないでしょうか

 

中秋の名月の十五夜に2015年はいつなのか。
そのあたりについては先日記事にして
紹介しましたけど

月見には他にも「十三夜」「十日夜」
いったものもあって

この3日間全て晴れて月見が出来ると
とても縁起が良いという言い伝えもあります。


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今回の内容はこの十三夜、十日夜についての
意味や由来などについても
見ていくことにしましょう。

では本日の内容こちらになります。

 

三月見の十五夜・十三夜・十日夜の意味に由来や違い!2015年はいつ?

月見の行事は実は三回ある・三という数字について

さて、冒頭でちょろっと書きましたけど
月見の行事自体は実は3回あって

この3という数字、昔から
「安定と調和」を意味する数字として
重宝されてきたといいます。

 

まあ、おおまかに昔から
伝わっているものをあげていくなら

 

種の神器

・御

・日本

・石の上にも

人寄れば文殊の知恵

・仏の顔も度まで

度目の正直

・二度あることは度ある

 

とこんな具合に「三」のつくもの
探してみると結構あるんですよね。

 

かつての陰陽思想においては「三」は
縁起の良い奇数であり

「三つ=満つ、充つ」

ということで
おめでたい数字だという説もあるといいます。

 

まあ少し考えてみると「3」という数字は
なかなか神秘的な数字なのかなーと
考えてしまいますね。

 

十五夜について

⇒⇒⇒中秋の名月2015年はいつ?意味や由来を保育園の子供に説明するのは?

十五夜の内容については
↑の記事で詳しく書いているので
こちらではさらりと書いておきますが

 

旧暦だと8月15日に行われた行事で

十五夜の時期はちょうど
作物の収穫の時期ということもあり

作物に対する収穫への感謝と
これからの豊作を願い五穀豊穣の神様と
月の神様にお祈りしたといいます。

20150708-01

その時に里芋やいも類をそなえ始めたことから
「芋名月」という別称もあります。

十五夜といえば月見団子なわけですが
お団子がお供えされるようになったのは

江戸時代の後期あたりだったそうですよ。

 

ちなみに月見団子については
こちらの内容ご覧くださいませ~

⇒⇒⇒月見だんごの由来や意味にすすきとの関係!団子の並べ方に数は?

 

十三夜について

お次に十五夜の次の十三夜について。

 

中秋の名月の十五夜より約1ヶ月後の
旧暦、9月13日の月を十三夜といいます。

月齢13日目の月の事をさしますね。

この月が十三夜の次に
美しい月だとされています。

 

現代だとどうも十五夜の方に
スポットあたりすぎて

十三夜の存在疎かに
なっていないかと感じるんですが

十五夜の月と同様に十三夜の月も
同じ場所で月見をするようにとされてきたとか。

 

十五夜、十三夜どっちかしか見ないというのは
「片月見」となって縁起が悪いという
風習があったそうなんですね。

どうして縁起が悪いのかについては
いまいちよく分かっていないようですけど

 

もしかしたら当時の商売的な戦略が
絡んでいたのかも・・?という見方も
あるといいます。

⇒⇒⇒片月見の縁起が悪い理由?

 

まあ月見という行事事が絡めば
お客の紐も緩むというものですから
その日に思い切り散財させて
儲けていたのかも・・?

 

今のクリスマス戦略とか
バレンタイン、母の日などの

キャッチコピーなどに通じるものを
感じますね(苦笑

 

ちなみに十五夜では芋類をお供えしていましたが

旧暦の9月半ばだと
栗や枝豆の収穫時期と重なっていたので
それらがお供えされていたといいます。

そのため「栗名月」「豆名月」という
別称もあったといいますよ。


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十日夜について

多分十五夜、十三夜にスポット当たりがちで
この「十日夜」については

意識していない人は
詳しく知らないのではないでしょうか。

 

旧暦の10月10日に行われる収穫祭であり
主に東日本を中心に行われていると
されています。

 

西日本だと旧暦10月亥の子の日や
11月に類似する収穫の行事のことをさしますね。

ちなみに「亥の子」とは刈上げの行事で
亥の神祭りと呼ばれているとか。

 

地方によってその内容は異なるようですけど
基本的には稲の刈り取りが終わったことで
田んぼの神様が山に帰る日とされています。

だいたい行うことは十五夜などと
そんなに大差ないみたいですけど

 

・五穀豊穣の神様、そして月の神様に
祈りをささげ、お供え物をする。

 

・刈り取った後の稲を束ねて
「藁苞(わらづと)」・・・
藁入り納豆とかのあのイメージですね。

 そういったものや「藁鉄砲」などで
地面を叩いて地面の神様を励ましつつ

 モグラなどを追い払ったり。

 

・あと田んぼを見守ってくれたカカシにも
お礼の意味を込めて一緒に月見を
させてあげるなど

 

こういった風習今でも残っているみたいですね。

⇒⇒⇒十日夜(とうかんや)の「わら鉄砲」

 

・・・アスファルトの上で
藁鉄砲を叩いている姿が若干シュール。。

まあでもこうした風習ちゃんと
受け継がれているのは良い事ですよね~。

 

三月見の十五夜、十三夜、十日夜、それぞれの何月何日のいつ?

さて、その三月見の十五夜、十三夜、十日夜
それぞれの日取りが何月何日でいつなのか?

 

旧暦だと

十五夜・・・8月15日

十三夜・・・9月13日

十日夜・・・10月10日

といった具合に行事の名称と
日付の数字が合っていますけど
新暦だと結構バラッバラです(苦笑

 

新暦の三月見の日程については
2020年まで明らかになっているようなので

こちらに書いておきましょう。


「2015年」

十五夜・・・9月27日

十三夜・・・10月25日

十日夜・・・11月21日


「2016年」

十五夜・・・9月15日

十三夜・・・10月13日

十日夜・・・11月9日


「2017年」

十五夜・・・10月4日

十三夜・・・11月1日

十日夜・・・11月27日


「2018年」

十五夜・・・9月24日

十三夜・・・10月21日

十日夜・・・11月17日


「2019年」

十五夜・・・9月13日

十三夜・・・10月11日

十日夜・・・11月6日


「2020年」

十五夜・・・10月1日

十三夜・・・10月29日

十日夜・・・11月24日


はい、こんな具合ですね。
2017年と2020年はなんだか
随分遅いような印象を受けます。

 

この時期の天気って秋の長雨とか
台風の時期とドンピシャリでぶつかっているので

月見の時期に全部晴れてお月見できた!
というのも確率的にそんな高くないそうですよ

全部見ることが出来たらまさに
縁起が良いというわけですね~。

 

今回のまとめ

はい、そんなわけで今回は
お月見における三月見の
「十五夜」「十三夜」「十日夜」についての
意味やそれぞれの説明。

それと三月見の時期がいつ頃なのか
そのあたりについて紹介していきました。

 

普段はそんなに意識しないでしょうけど
月見の時期にはちょっと意識してみて
お月見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

その時にはお団子などのお供え物もお忘れなく。

 

どうぞ日常の忙しさを少しの間だけ忘れて
お月見を楽しんでみてくださいね。

ではでは、本日の内容は以上です。
また次回にお会いしましょう。


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引き続き、お月見関連の記事も
どうぞご覧になっていってください。

⇒⇒⇒中秋の名月2015年はいつ?意味や由来を保育園の子供に説明するのは?

 

⇒⇒⇒月見団子の関東関西風簡単人気レシピ!保育園向けうさぎ団子の作り方

 

⇒⇒⇒月見だんごの由来や意味にすすきとの関係!団子の並べ方に数は?

 


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