ピロリ菌の除菌後の副作用!失敗はアルコール飲酒に喫煙?
公開日:2015年8月25日[ピロリ菌, 健康・医療, 病気・症状, 胃痛・食道痛, 胃腸の不調]
どうも~こんにちは、管理人のコタローです。
以前そこそこ前にピロリ菌除菌にはヨーグルト!
みたいな内容を書いたことありました。
薬を飲んでの除菌の場合は3種類ほどの薬を
1日に2回、大体1週間近く飲んで除菌が可能だとか。
除菌効果に関してはもちろん各個人差がありますから
体内の環境と薬との相性によりますけど
大体は1次除菌で75%ほど
2次除菌で95%位の人はピロリ菌の
除菌に成功するといいます。
なんだ、じゃあ薬を飲んでさえいれば
そんなに問題はないんじゃないか、と
思ったりしますけど
除菌中にアルコールの飲酒や
タバコの喫煙などやってしまったりすると
除菌に失敗する可能性が高まるとかΣ
それに除菌した後の副作用とかも
ちょっと気になるところです。
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今回はピロリ菌除菌の副作用や
失敗する理由についてちょっと詳しく
見ていきたいと思います。
ではいってみましょー。
ピロリ菌除菌でヨーグルトを使う場合の
効果的な食べ方などまとめた内容については
こちらをご覧ください。
⇒⇒⇒ピロリ菌除菌にヨーグルト!効果的な食べ方にLG21の効果は?
目次
ピロリ菌の除菌後の副作用!失敗はアルコール飲酒に喫煙?
ピロリ菌って何?胃の中にいるとどんな悪さをするの?
以前のピロリ菌についての内容
見返してみたらピロリ菌については
全然触れていませんでしたねΣ
ピロリ菌とは胃の中に好んで住み着く細菌で
正式名称を「ヘリコバクター・ピロリ菌」
なんか名前が
ヘリコプターに似てますね(全然関係ない
「ヘリコ」は「螺線形」を
意味する「ヘリコイド」から
そして「バクター」は「細菌」の
「バクテリア」から
そして「ピロリ」とは胃の「幽門」と呼ばれる
出口の箇所あたりを指し
そこでピロリ菌が多く見つかっている点から
「ヘリコバクター・ピロリ菌」という
名前がついたとされます。
胃の粘膜に生息し
感染すると炎症を起こしていき
それが長引いていくと感染部位が
どんどん広がっていき慢性的な胃炎の状態に。
この状態を「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」
と呼称するようですけど
この胃炎状態が引き金となり
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎
果ては胃がんにも発展していく可能性があるので
ピロリ菌の感染が確認できたら
早急に除菌をしていくといいわけですね。
発症率は5%程度との事なので
気にしなくていいやーという人も
いるっぽいですけど
やっぱり胃の不快感をずっと抱え込むのは
肉体的にも精神的にもあんまり良いとは
いえないでしょうし。
胃液には金属でも溶かす強い酸性なので
本来ならば菌は生息できない環境のはず。
ピロリ菌が活動する上で最適なpH値は6~7で
通常4以下では生存することは困難です。
そして胃液のpH値は1~2なので
余計にピロリ菌が生存できるのが謎。。
その秘密はピロリ菌から出ている
「ウレアーゼ」という酵素が原因だそうで
ウレアーゼは胃の中に含まれる尿素を分解し
アンモニアを作り出しているのです。
アンモニアはアルカリ性。
そして胃の中は酸性。
そうなるとピロリ菌の周辺の環境は
中性の状態となるわけで
まるでバリアのようにピロリ菌を包み込んで
守ってくれるようになります。
細菌のくせに
自己防衛機能しっかりしていますね~。
ちなみに現代社会においての
ピロリ菌感染者の割合は
主に50代以上の方に集中しているみたいです。
ピロリ菌は主に食べ物や
飲み物から感染しやすい細菌なわけですが
現代社会で育ったならば
感染率は低いかと思いますけど
戦後などの
まだ上下水道がしっかり整備されておらず
井戸水を飲んでいたりした時代を
生きてきた人たちの場合は
ピロリ菌に感染しての菌の保持は
70%以上に達するとされていますね。
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ピロリ菌除菌に使用する薬について
さて、ピロリ菌に対しての
抗菌作用を高めてくれる薬は
以下の効果をもつ薬達。
胃酸の分泌を抑えて
抗生物質の効果を高める「ランソプラゾール」
「ラベプラゾールナトリウム」
「オメプラゾール」
「エソメプラゾール」
様々な細菌の発育を抑える
「アモキシシリン水和物」
「アモキシシリン」
ピロリ菌に対しての
抗菌作用を高める「クラリスロマイシン」
「メトロニダゾール」
これらの薬を組み合わせて
朝と夜の夕食後に1週間程度服用していくだけで
大体1次除菌で約75%の方が除菌に成功。
そして抗生物質に耐性があって
効果が薄かった場合には2次除菌を行います。
1次と2次を合わせた場合は
除菌率は95%ほどにもなるとか。
それでも除菌できなった場合には
3次、4次除菌となっていきますけど
保険適用外になってしまうので
費用などあらかじめ確認しておきたい
ところですね。
ちなみに、除菌中の期間にアルコールの飲酒や
タバコの喫煙などをやってしまった場合は
除菌の成功率が下がってしまうわけですが・・
ピロリ菌除菌中にアルコール飲酒やタバコ喫煙しちゃダメな理由
多分ピロリ菌の診断を受けて
投薬について説明を受ける際に
・お酒は飲むか
・タバコは吸っているか
このあたりの2点は確認されると思います。
ピロリ菌除菌にアルコールや
タバコは悪影響を及ぼすという事なわけですが
その理由として。
まずはアルコールから。
アルコールを飲むと体内では
「アセトアルデヒド」という物質に分解されて
頭痛や動悸、二日酔いなどのを引き起こすので
ぶっちゃけ人体には有害な物質です。
でも肝臓にはこの有害物質を
分解する効果を持つ有益な酵素があるんですね。
しかし、ピロリ菌除菌に使う抗生物質の中には
その有害物質を分解してくれる酵素の働きを
鈍らせてしまう副作用があるとか。
そこでお酒を飲んだりすると
血中のアセトアルデヒド濃度が高まるため
発汗、頭痛、嘔吐などなど悪酔い一直線です。
更に、抗生物質の投与はどっちにしても
肝臓に負担をかけますので
そこにアルコールが入ってきて
更に肝臓の負担を増やすのは
身体的に良いわけがありません。
ピロリ菌に対しての抗菌作用を高める
「メトロニダゾール」は主に2次除菌に
使用する薬とされますが
こちらもアルコールの代謝を妨げて
吐き気に頭痛を引き起こす副作用があるので
やっぱり除菌中のアルコール摂取は
禁止したほうが無難でしょうね。
とにもかくにも一週間は
酒断ちすることを覚悟して
ピロリ菌除菌に臨みましょう。
たばこの喫煙についてですが
サイトによって喫煙の影響はないとか
書かれているところもありますけど
影響はあるとするサイトのほうが多めなので
やっぱり除菌中のたばこの喫煙なども
控えたほうがいいでしょうね。
ちなみにピロリ菌除菌している最中に
禁煙し始めてそのまま禁煙成功したという人
結構多いみたいですよ。
その理由としては・・・
・禁煙中は便秘することが多いが
ピロリ菌除菌中の禁煙は
便秘しにくいという点
・禁煙すると咳が増えて困るけど
ピロリ菌除菌中は抗菌剤が
働いているおかげで身体が楽とか
なんというか、面白いデータですよね。
どうしても我慢出来ない場合は
ニコチンガムなどでなんとか
イライラを鎮静させるよう頑張ってください。
ピロリ菌除菌での副作用について
大体副作用として最も多いのは
下痢に軟便などの症状ですが
ほとんどは軽い症状で収まるといいます。
まあ普通に仕事期間中に
これらの症状は軽くても
電車などの移動の際困るでしょうから
できたら連休に重なる形で
除菌していきたいところです。
場合によっては血便、じんましん
かゆみに発疹などの症状が出ることもあり
あとは味覚異常、舌炎、口内炎など。
更に約1割程度ですが
「逆流性食道炎」になってしまう
ケースもあるとか。
胃酸が食道に逆流することで
食道の粘膜を刺激して傷つけ
炎症を起こしてしまう病気で
胸やけなどして不快な状態になります。
場合によっては食道がんに
発展するケースもあるので
治療にはさっさと取り組んだ方が
身のためですね。
今回のまとめ
はい、そんなわけで今回は
ピロリ菌除菌の際の副作用や
アルコールや喫煙をすることで
除菌が失敗する理由などについて
紹介していきました。
いずれにせよ
アルコールやたばこを嗜んでいる人は
ピロリ菌除菌の際にはそれらを
我慢していくことが必要ですね。
いっそそのまま禁煙することが出来れば
身体にとっては一石二鳥
なんじゃないかとも思いますが。。
あなたのピロリ菌除菌が
成功することをお祈りしますm(_ _)m
ではでは、今回の内容は以上です。
また次回にお会いしましょう。
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引き続き、ピロリ菌除菌に関しての記事や
LG21ヨーグルトを使った花粉症対策についても
どうぞご覧くださいませ~。
⇒⇒⇒ピロリ菌除菌にヨーグルト!効果的な食べ方にLG21の効果は?
⇒⇒⇒花粉症にLG21ヨーグルト?効果的な食べ方に種類や量について