花冷えの意味使い方に季節時期はいつ?時候の挨拶やどんな場面で使う?
公開日:[二十四節気, 手紙のマナー, 時候の挨拶の書き方や文例, 生活の雑学・トリビア, 生活マナー, 生活・ライフスタイル]
こんにちは、管理人のコタローです。
冬の寒さが少しずつ和らいで
春の暖かさを感じるようになる頃合い
そんな中で「花冷え」という言葉を
耳にしたことはないですかね。
手紙などでも用いる時候の挨拶において
「花冷えの候」なんて使い方もするわけですが
この花冷えの単語が使える時期というのも
それとなく限られていますね。
今回はこの花冷えの意味や使い方。
そして季節や時期に
時候の挨拶での使い方に
どんな場面で使えるのか。
そのあたり紹介していきたいと思います。
「Sponsored link」
では早速いってみましょー。
目次
花冷えの意味使い方に季節時期はいつ?時候の挨拶やどんな場面で使う?
花冷えのの意味由来に季節や時期はいつ頃なのか?
まず花冷えの意味や由来などについてですけど
花冷えのの「花」は「桜」を意味しているそうで
本州においては桜の開花時期を指しているとか。
そして本当なら花も咲き乱れて
冬の厳しい寒さも過ぎているはずなのに
また寒くなってきた~~
といった状況をいいます。
まあ要するに桜の咲く時期になってきて
暖かくなってきたのに、また寒さがぶり返して
冷え込む事をいうわけですね。
この時期は何かと天気も安定せず
春雷とか鳴り響くこともあり
せっかく花見に行ったのに異様に寒くて
花見どころじゃなかった;;;
なんて事も経験した人
いるんじゃないでしょうか。
そして花冷えの単語がぴったりな時期は
「3月下旬~4月上旬」の頃合い。
桜の開花から満開になって
葉桜になり始める頃合いの2週間ちょい
でしょうか。
この時期は北から冷たい空気を抱えた
高気圧が南下してくるため
その関係で寒くなるんだとか。
気温の変動で何かと風邪を
ひきやすくなったりしますけど
気温の低下で花の寿命が
長続きするという一面もあり
ちょっとでも長く花見を
楽しめるという一面もあります。
まあ満開状態で花冷えになると
一気に散っていくのでなんか
諸刃の剣みたいなものですね(苦笑
ちなみに花冷えに時期になると
気温が6℃、7℃とかまで冷え込むので
スプリングコートやスカーフなどは
身につけて出かけた方がいいですね。
花冷えはどんな場面で使える?時候の挨拶での使い方など
さて「花冷え」の単語を使うとしたら
やはり手紙や文書、メールなどでの
季節の時候の挨拶とかでしょうか。
使える時期としては↑でも書きましたように
「3月下旬~4月上旬」の頃合いです。
もう少し詳しく書くなら
二十四節気の期間から見て
「3月20日(春分)~4月4日(清明)」
このあたりの期間での使用が妥当でしょうか。
3月下旬あたりの時候の挨拶については
こちらの記事もどうぞご覧ください。
⇒⇒⇒時候の挨拶3月下旬の候や結び!ビジネスや学校へのお礼状例文
では「花冷え」を使用した
時候の挨拶の書き方についは
どう書くべきですかね。
ビジネス上での使い方なら
拝啓
花冷えの候
貴社ますますご清栄のことと
お喜び申し上げます。(中略)
花冷えの折、どうかご自愛専一にて
貴社の更なる発展を心より
お祈り申し上げます。敬具
拝啓
清明の候
○○様におかれましては
益々ご壮健のことと
お慶び申し上げます。(中略)
花冷えの折、風邪など
ひきやすい季節ですのでどうかご自愛専一にて
健やかにお過ごしください。敬具
ビジネスでの挨拶文として使うなら
このような流れですかね。
花冷えは季節的に気温が変動しやすく
体調も崩しやすい頃合いなので
そのあたりの注意喚起や
気遣いの言葉も入れておくと
温かみのある文章になるでしょう。
また親しい間柄で手紙やメールなど送る時は
桜の蕾も大きくなる中
花冷えの頃となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
(中略)
季節の変わり目なので
くれぐれも風邪など
召されませんようご自愛ください。
桜前線も北上してこちらでは
桜の花がちらほら咲く中○○様のところでは
開花宣言ありましたでしょうか。(中略)
ここ数日花冷えで
冷え込んでおりますので風邪などには十分お気をつけて
お過ごしください。
とだいたいこんな使い方になるでしょうか。
「花冷えの候」「花冷えみぎり」での書き出しや
「花冷えの折、くれぐれもご自愛くださいませ」
などの使い方が多いかと思います。
「Sponsored link」
ついでの花冷えの使い方として
あと、花冷えって日本酒の温度をさす
使い方もされているって知っていましたか?
「冷やの表現 」
みぞれ酒
「0度 」雪冷え(ゆきひえ)
「5度 」花冷え(はなひえ)
「10度 」涼冷え(すずひえ)
「15度 」
「燗の表現 」
日向燗(ひなたかん)
「30度」人肌燗(ひとはだかん)
「35度」ぬる燗
「40度」上燗(じょうかん)
「45度」熱燗(あつかん)
「50度」飛び切り燗(飛び切りかん)
「55度以上」
5度感覚でしっかり区切られていて
それぞれに呼び名がついているあたり
つけた人のセンスが伺い知れると思います。
特に冷やの表現はどれも絶妙というか
きれいな響きですよね。
日本酒花冷えでお願いします、といって
通じる居酒屋はかなり
通なお店なんじゃないでしょうか。
あと雑学知識としても万人受けしますので
話のネタにするのもいいかもですね。
今回のまとめ
はい、そんな感じで花冷えの意味や使い方に
季節や時期はいつ頃か。
あと時候の挨拶やどんな場面で使えるのか。
そのあたりまとめていきました。
時期的に使える期間は
2週間ほどとなかなか短い「花冷え」
だからこそ時候の挨拶やメール文などに
入っているとその季節を感じる事ができる
ちょっとした一文になるかと思います。
どうぞ花冷えの単語、使ってみてくださいね。
ではでは、今回の花冷えの
意味や使い方については以上になります。
また次回にお会いしましょう。
「Sponsored link」
記事中で紹介した3月下旬の
時候の挨拶についても
どうぞご覧くださいませ。
⇒⇒⇒時候の挨拶3月下旬の候や結び!ビジネスや学校へのお礼状例文