花粉症は天気が悪い雨の日の方がひどい?原因対策法について
公開日:2016年3月15日[アレルギー系の病気, 健康・医療, 生活の雑学・トリビア, 生活・ライフスタイル, 病気・症状, 花粉症]
こんにちは、管理人のコタローです。
3月4月あたりは
花粉症の方にはどうにもこうにも辛い時期。
そしてなんとなく晴れている日の方が
花粉が飛び交うイメージが強いんですけど
何故か雨の日などの天気が悪い日に限って
花粉症の症状がひどくなる人も
いるといいます。
雨が降っていたら花粉は飛ばないはずなので
天気悪い方がひどくなるなんて変じゃない?
と思うのはごもっともですよね。
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今回は花粉症の中でも雨の日
天気が悪い日に限って症状がひどくなる
原因やその対策部分について
見ていこうと思います。
それでは早速いってみましょー。
目次
花粉症は天気が悪い雨の日の方がひどい?原因対策法について
そもそも花粉症のメカニズムについて
最初に花粉症というものについて
改めて見ていきますけど
花粉などの異物が鼻や目を通して入ってきますと
リンパ球がその花粉を異物として認識します。
花粉が異物として判断されると
体は花粉を排除するために
花粉に反応する物質を作ります。
この抗体物質を「IgE抗体」と呼びます。
この抗体は鼻や目の粘膜などの
肥満細胞の表面にある抗体と結びつき
いざ花粉が入り込んできたら
肥満細胞から化学物質の
ヒスタミンなどが分泌されて
強制的に花粉を体外に排出しようとします。
どのように排出、防御するのかといえば
・くしゃみ
・鼻水
・涙
・下痢や腹痛
・鼻づまりで花粉を防御
とまあこんな感じで花粉症お馴染みの
症状が出てくるわけです。
でも人によっては遅れて症状が出ることも
しかし花粉を吸い込んでから
アレルギー症状などが出るまで
一定のタイムラグがある人も中にはいるそうで
これは個人個人にアレルギー反応の
しきい値がある関係から出てくる違いだそうです
花粉を吸い込んでから数分の後に
くしゃみや鼻水が出るといった人もいれば
数時間、遅いと翌日になってくしゃみが
何回も続くといったケースも。
そしてそういった体質の方が
雨の降る前日に外出して花粉を多めに吸い込んで
いざ雨の日になって花粉症の症状が出てきた
といった場合もあるようです。
花粉症が雨の日に悪化するのは気圧の変化?
さて、雨が降りますと気温が下がって
湿気が増えますけど
天気が悪くなると変化するものとなると
「気圧」も関係してきます。
実は花粉症が悪化するのは
この気圧が結構関係してくるとの事。
よく晴れた日には高気圧になる反面
天気の悪い雨の日には気圧が低くなるのは
なんとなく知っていることかと思います。
ちょっと気圧が変化する事による
体への物理的作用について書いてみますと
人間の体は約60%は水分で
水の袋と言えるほどに水分を有しています。
天気が悪くなると圧力の低い
空気中に向かい
細胞内の水分も外側に向かって
膨張します。
このあたりの体の作用によって
・体がむくみやすくなる
・血管膨張により血圧低下
・頭の血管膨張で頭痛の症状
・喉の血管膨張で喘息
こういった症状が出やすくなるといいますね。
そして自律神経はこうした
気圧の変化をしっかり感じ取り
気圧が低下した事を感知しそこから
「活動に適さない環境下になった」
と判断して急速とエネルギーの蓄積に
関係のある「副交感神経」へと切り替えます。
この状態になると以下のような
状態を優先させるといいます。
・血圧や血糖、心拍の低下
・疲労感に意欲低下
・分泌、排泄機能活性化
・食欲の増加、消化吸収促進
・心身のリラックス状態を促進
低気圧になるとなんとなく
疲れやすい、眠い・・といった風に
感じやすくなるのは
まさに副交感神経を脳が
優先させているからといえます。
「今は動く時じゃないから、じっとしてて」
といった感じですね。
で、この自律神経の調整は普段は
少しずつ同調させて切り替えていくので
そんなに大きな不調を感じないといいますけど
一気に下がった場合は要注意です。
一気に気圧が下がった事で
不調を感じやすくなり
さきほど体の中に花粉が入り込んだら
化学物質などのヒスタミンが分泌されて
花粉を強制的に排出しようとすると
書きましたけど
このヒスタミン、気圧が下がることで
過剰に分泌されていくんですね。
この過剰に分泌されたヒスタミンが
アレルギー症状に追い打ちをかけて
結果、雨の日なのに花粉症の症状が;;;
なんで??といった状況になると
考えられます。
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雨の日のアレルギー症状は花粉が原因じゃないケースも
あと雨の日が続く梅雨の時期などに
やたらとくしゃみや咳などの
アレルギー症状が出てくる場合は
花粉症が原因ではなく
何か別のアレルギー症状の可能性があります。
・黄砂
・ハウスダスト
・ダニ
・カビ菌
といった具合にあげていったら
キリがありませんけど
梅雨時は湿気が多くなりとにかく
カビやダニが繁殖しやすい時期でもあるので
そのあたりのアレルギーに
なっている可能性もありますね。
雨の日は上記の理由により
アレルギー症状が出やすい状況下に
なっているので
雨のせいで悪化してしまうケースあります。
雨の日の花粉症?の対策として
マスクを着用
ひとまず簡易的にできる対策としては
極力花粉やハウスダストなどを吸い込まないよう
マスクをつける事。
雨の日でも花粉は少量舞っていますし
ダニやカビ菌なども繁殖しやすくなります。
花粉、もしくはハウスダストどっちかを
吸い込んでもアレルギー症状が
出てくる可能性ありますから
まずはマスクの着用でしのぎましょう。
空気清浄機を活用
お部屋の中のハウスダスト
ほこりなどがアレルギーになる可能性も
ありますし
雨の日でも微量に花粉が飛んでいるので
空気清浄機があるならしっかり活用して
ちょっとでもお部屋の空気を
キレイにしていきましょう。
ただ、空気清浄機内にカビが生えていると
逆効果になるので使用前に
点検はしておいた方がいいかもですね。
花粉症に効果のあるお茶などを飲んで安静に
アレルギー症状を引き起こす原因にもなる
「ヒスタミン」ですけど
このヒスタミン、お茶などに含まれる
「カテキン」の成分で押さえ込む事が
できるといいます。
・緑茶
・べにふうき茶
・甜茶
・カモミールティー
・びわ茶
こんな感じで花粉症に効果のあるお茶を
飲んでおく事も対策の1つになるかと思います。
びわ茶についてはこちらの記事でも
書いていますので
どうぞ参考にしてみてください。
今回のまとめ
はい、そんな感じで今回は
天気が悪い雨の日に
花粉症の症状がひどくなる原因
対策法についてまとめていきました。
気圧の変化によって
ヒスタミンが過剰分泌されて
副交感神経が優勢になることで
アレルギー症状が出やすくなるという点は
調べていて初めて知った内容だったので
勉強になりましたね~。
雨の日なのに、くしゃみや鼻水、咳といった
アレルギー症状みたいな状態が止まらない
といった場合には今回の内容
参考にしてみてくださいね。
ではでは、雨の日に花粉症が
ひどくなる原因や対策については
以上になります。
また次回にお会いしましょー。
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