イギリス主婦Anthea Turnerに学ぶ?!生活の裏ワザ5選!

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[家事]

今回は少し趣向を変えて、海外の「生活お役立ち情報」をお届けしたいと思います。

 

イギリスの女性タレントAnthea Turnerさんをご存知でしょうか。

2006-2007年にBBCで放送されて人気になった “Perfect Housewife”に出演して人気者になりました。

 

家事に悩む主婦のお助け番組の助っ人として登場し、歯に衣着せぬハッキリとした物言いいと、オリジナルの家事のヒントが面白く。

一大ブームが去った最近でも、イギリスの朝の情報番組にも出ている主婦タレントです。

出展:The Telegraph

 

本記事では、過去Anthea Turnerさんが番組で紹介したものの中から

「1950年代のイギリス主婦」の生活の裏ワザに注目して、ご紹介していきたいと思います。


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今から約70年前の主婦のアイディアは、現在の生活に通じるものもあれば少し不思議な裏ワザもありますが、

当時の時代背景も併せてご笑覧いただければ嬉しいです。

 

それではAnthea Turnerさんの裏ワザをお届けする前に、まずは1950年代のイギリスの時代背景をご紹介しましょう。

 

1950年代のイギリス経済と生活とは?

第二次世界大戦で戦勝国となったイギリス。
1951年から1964年は保守党が政権を握りましたが、労働党政権を踏襲して修正資本主義を進めました。

そのなかでも「重要産業国有化」によって完全雇用体制に近づいたことでGDP年間成長率が3%に近づき、
1950年代のイギリスはかつてない好景気に沸いていました。

 

この「好景気」はイギリス自体の経済力向上ではなくむしろ、アメリカが戦後復興の国内需要にかかりきりであったこと。

第二次世界大戦の敗戦国の復興途中であったことといった「相対的な経済の上向き」による一時的な要因によるものでした。

 

実態は、社会主義化政策によって経営改善努力が不十分になったイギリス産業は国際競争力を失い、
60年代のポンド危機に向かっていく…そんな時代でもありました。

今でこそイギリス自動車産業は環境負荷削減、安全性向上のための工夫が盛んです。

 

そして「MOSFET」などの電子部品を活用した自動車開発が積極的に行われていますが、
当時は開発力もなく日本の自動車メーカーが高度成長する一方で、英国車は停滞期だったそう。

イギリス経済という観点ではなかなか厳しい時代だったのですね。

 

さて、一方で1950年代の人々の生活はどのようなものだったのでしょう。

好景気によって「大量消費時代」になっていた頃、
人々の生活に影響していたもう一つの要素は「ポップカルチャー」とだと考えられます。

第二次世界大戦の終わり頃から流入していたアメリカのマスメディアや米企業の投資増によって、
アメリカの影響を受けて「ポップ」と呼ばれる大衆文化が生まれたのもこの頃。

 

ポップカルチャーは1950年代初頭にイギリスで起こり、50年代後期からニューヨークに広がりました。

出展:This is media

 

イギリスポップの代表者であるリチャード・ハミルトンは当時の生活、文化を

「通俗的、一過性、消耗品、安価、大量、若々しい、しゃれた、セクシー、見掛け倒し、魅力的、大企業」

と表現しています。

 

先駆的なポップアートとして知られるリチャード・ハミルトンの作品

「いったい何が今日の過程をこれほどに変え、魅力あるものにしているのか」は、

大量に複製された写真や印刷物をコラージュして作成されています。

 

この作品では物質的な豊かさを皮肉しながらも、
一時的な「便利」や「面白さ」を求めた当時の生活が垣間見えます。


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1950年代のイギリスの主婦は、このような文化の影響を受けて

「面白おかしくてファンシー、でも現実的で役に立つ」

生活の裏ワザを使っていました。

 

50年代イギリス主婦の大胆発想?暮らしの裏ワザ5選!

日本の私たちから見ると変わったアイディアもありますが、早速Anthea Turnerさんが教える裏ワザを見ていきましょう!

イギリスの朝の情報番組「The Morning」で取り上げられていたものをご紹介します。

裏ワザその1「ゴム手袋を指先を切って…?驚きの再利用」

大量消費の世の中と言えど、ものを最後まで大切に使おうというのは今も昔も変わらない主婦の知恵。

1950年代の主婦は、ゴム手袋を捨てる前にある驚きの方法で再利用していたそうです。

黄色いグローブをおもむろにカットし始めるAntheaさん。

どうやら指の部分を再利用するようです。何に使うのかと言うと…

なんと「ワインボトルのコルク」にしてしまいました。

1950年代のイギリス主婦は、こうしてワインボトルのコルク代わりにして酸化を防いでいたそう。

 

確かに取り外しも便利ですし、ゴム手袋の伸縮性がナイスフィットです。

が、日本の常識では考えられないですね。50年代のユーモアが光る裏ワザです。

 

裏ワザその2「シンク、ステンレスをピカピカにする驚きの方法」

シンクや金属製のグラスの「水垢汚れ」はしつこいですよね。
イギリス主婦はこんな悩みも一瞬で解決していました。

使うものは「薄力粉、乾いた布」の2点です。
布に薄力粉をつけてこするだけで、あっという間に水垢が落ちてしまうという裏ワザ!

 

これにはスタジオもびっくり。コメンテーターさんも二度見しています。

また、小麦粉は水垢汚れだけではなく、コンロ上の換気扇の油汚れにも効果があります。
小麦粉が油を吸うので、しばらく放置してからお湯をかけて流せばきれいになります。

 

裏ワザその3「落書きを消せる?身近な2つの食材とは」

小麦粉は掃除にまだまだ活用できます。
お子さんが壁に落書きをしてしまった!ということはありませんか?

実はこれも「パンとお酢」を使うことで簡単に消すことができます。

あらかじめお酢は、水と混ぜてスプレーに入れておくと便利だそうです。
まずは落書きで汚れた部分に、お酢スプレーを吹きかけます。

そこをパンでこすると、すいすいペン汚れが落ちていきます!(Antheaさんは食パンを使用)
パンに含まれるベーキングパウダーとお酢の酸性が上手く反応して、汚れを落とします。

パンが余計な水分を吸ってくれる点も良いそうです。

 

裏ワザその4「虫よけに使えるのは〇〇〇〇?」

ハエなどの虫が部屋の中にはいると厄介ですよね。
しかし、キッチンなどでは安全性の問題からできるだけ薬を使わずに、虫よけをしたいもの。

そこでご紹介したいのが「コーヒーを使って虫よけをする方法」です!

コーヒーを飲んだ後に残る出がらしを取り出して、容器に入れて下から熱します。
この時に出る匂いと煙が、虫よけに効果的!

1時間くらい火をつけておくといいそうです。

 

Antheaさん曰く「薄いコーヒーを作ったあとが良い」とのことだったので、
成分が濃く残った「アメリカンコーヒー」の出がらしがおススメのようです。

男性のコメンテーターさんが(落書きを消す裏ワザの直後だったので)

「パンとお酢とコーヒーで、匂いだらけになっちゃうよ~」

と言っていましたが、ご安心を!

 

コーヒーは消臭成分もあるので、パンもお酢も匂いを消してくれるはず。
関心のある方は、さきほどの裏ワザと是非セットでお試しください。

 

裏ワザその5「セーターを型崩れせずに手洗いする方法」

さて、1950年代の主婦を悩ませたのは「洗濯」でした。
当時洗濯機がなかった家庭が多かったので、洗濯といえば手洗いが主流。

 

特にイギリス人主婦のお悩みだったのが、セーターを洗うときに型崩れしてしまうこと。
特にセーターを絞って水をきるときに型崩れしてしまいうことに気づいた主婦たちは「ザルにセーターを入れて脱水したそう」

なんでも使っちゃえ精神ですね。

 

Antheaさんは現代流なら、セーターを「洗濯ネット」にいれたまま手洗いして、そのまま水気を絞る方法をおススメしています。

洗濯ネットのなかに収まっていれば脱水するときに袖が伸びたり、左右非対称になったりすることが防げるそう。

 

この裏ワザも1950年代の生活に合った、まさに身近なものですぐできるお手軽アイディアといえるでしょう。

(ザルをつかって手洗いしたいかというと疑問ですが…)

 

今回のまとめ

はい、というわけで今回はちょっと趣向を変えて、イギリス主婦 Anthea Turnerさんの裏技を5つご紹介していきました。


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現代に通じるもの、70年前らしい大胆なアイディアなど様々でしたが、
Antheaさんのようにユーモアを持って家事を楽しむヒントになれば幸いです。

ではでは、また次回お会いしましょう~。

 


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