彼岸花の球根に毒?茎に触ると子供や犬は危険?別名が怖い…!
公開日:2015年8月28日[生活の雑学・トリビア, 生活・ライフスタイル]
こんにちは、管理人のコタローです。
先日彼岸花(曼珠沙華)の
花言葉や英語名などについて
お送りしていきましたけど
今回は彼岸花にまつわる毒やら不吉な別名やらの
ちょっと怖い内容について
書いていきたいと思います。
だいたいお彼岸の時期になると
お墓などに供える花としては有名な
彼岸花ですけど
扱いに注意しないと
いけない部分があるわけですね。
「Sponsored link」
どういった点に気をつける必要があるのか
今回はそのあたり含めつつ
彼岸花(曼珠沙華)の内容について
お送りしていきます。
ではでは早速いってみましょー。
目次
彼岸花の球根に毒?茎に触ると子供や犬は危険?別名が怖い…!
彼岸花の別名について
秋のお彼岸の時期に開花するという点から
「彼岸花」の名前がつけられ
「曼珠沙華」というサンスクリット語由来の
別名の呼び方も持つ彼岸花。
他にも色々な呼び方がありまして・・・
・シビトバナ(死人花)
・ユウレイバナ(幽霊花)
・ジゴクバナ(地獄花)
・ステゴバナ(捨子花)
・カミソリバナ(剃刀花)
・キツネバナ(狐花)
・ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)
・キツネノタイマツ(狐の松明)
・ドクバナ(毒花)
・シビレバナ(痺れ花)
・カミナリバナ(雷花)
・テンガイバナ(天蓋花)
・マンジュシャカ
こういった具合に何やら
穏便でなさそうな名前がちらほらと・・・
「死人」「地獄」「幽霊」「捨子」ってΣ
他にも別名として何やら
1000種近くあるとのことなんですけど
その多くは↑みたいに
不吉な意味合いを示す呼び方なんだとか。。。
なんだってまあそんな
不吉な別名ばかりなのかといえば
彼岸花に含まれる「毒」が
関係してくるってわけなんですよね~。
彼岸花の茎や球根に毒?子供や犬が触って大丈夫なの?
さて、彼岸花に含まれている毒ですけど
有毒成分の「リコリン」と呼ばれる
アルカノイドで
中毒症状として接触した場合は「皮膚炎」
もしも誤飲してしまった場合
重い症状で
「呼吸不全」「痙攣」「中枢神経麻痺」
軽めな症状で
「下痢」や「嘔吐」などを
引き起こすといいます。
球根1つに含まれているリコリンの量は
15mgとの事。
人の致死量は10gという点を考えても
1度に大量摂取しない限りは
不幸な事故になるという事もないでしょう。
67個近く球根を食べるなんて事態
現代では考えられませんしね。
彼岸花の有毒成分が含まれている部分ですけど
「全草」つまりは葉っぱ、根っこ
花茎に花、鱗茎・・・
要するに花自体が
毒物って事になりそうなんですが
特に蓄積量が多いのは「鱗茎(球根)」の
部分なんだそうですね。
小さいお子さんや飼っている犬など
誤って口にしたりかじったりする可能性は
0ではないですから
彼岸花がある地域とかに
旅行する時や散歩する時など
ちゃんと彼岸花には毒があることを
しっかりと言い聞かせて絶対近づかないようにする。
犬の場合は彼岸花のある散歩コースを
歩かないよう注意するなどして対策する
必要があるでしょう。
やらない事で悪いケースに陥る事もありますから
ちゃんと教えてあげたいところです。
「Sponsored link」
彼岸花が田んぼなどに植えられている理由など
毒物この上ない彼岸花ですけど
何故か田んぼの近くに植えられている事が
多いと思いませんか?
あれ、実はネズミよけになっているそうで
農作物が荒らされてしまうのを
予防しているんですね。
ラットを使用した実験でも
彼岸花の球根の先にチーズなど
大好物の餌を置いてみたそうですが
どのネズミも近づこうとはせず・・・
コルクで壁を作って餌を置いたら
そのコルクをカジリ倒していとも
簡単に餌のところに辿り着いたところからも
彼岸花の球根の毒性の強さを物語っています。
この毒性を利用して田んぼ道のあぜ道や
墓場に植えられた遺体などを
ネズミやモグラから守るために
彼岸花を植えていたというのですから
毒物も使いようによって役に立つと
いうことなんですね~。
かつては非常食としても食べられていた・・・?
有毒成分が含まれている彼岸花ですけど
この有毒成分は水溶性であり
水に溶けて流れていくので
ちゃんとその有毒成分を洗い流してしまえば
後には良質なデンプンを含んだ球根が残ります。
昔の人は戦時中など食料が不足していた時に
こうした球根などを救荒作物として
非常食にしていたとか。。
しかし毒抜きがもしも不十分だったら
↑のような症状に見舞われる可能性は
十分あったので
そうでもして食べ物を
どうにかしないといけない時代も
確かにあったということですよね。
裕福な時代に生まれて良かった・・・
彼岸花にまつわるいくつかの迷信
色々怖い別名を持っている彼岸花ですけど
彼岸花にまつわる迷信もなかなか
不吉なものが多いです。
「彼岸花を持ち帰ると火事になる」
あの彼岸花の燃えるような炎を連想させる花から
持ち帰ると火事になるから
摘んで持って帰るなという
迷信があったりします。
「彼岸花を摘むと手が腐る」
現代でいうならば
摘むと皮膚炎になるといったところでしょうけど
実際子供にとっても実害があるので
子供を彼岸花の毒から守るため
広まった迷信なのではとされています。
間違って口に含んだりしたら
とんでもないですからね。
「彼岸花を摘むと死人が現れる」
これは先ほど書いた彼岸花の毒が
モグラ避けになっている部分と関係があります。
かつて土葬していた時代に
モグラなどの小動物から遺体を守る効果が
あると書きましたけど
そんな状態でお墓近くの彼岸花の花を
根こそぎ摘んだりしたら・・・
予防効果がなくなってモグラが遺体を荒らして
掘り起こしてしまう可能性もΣ
そういった点から
「彼岸花を摘むと死人が現れる」なんて
迷信が生まれたとされてます。
他にも・・・
・摘むと悪いことが起こる
・人の魂を吸う
・亡くなった人の家への道標
・死んだ人の血を吸い、赤い花に
・お墓に飾ると天国に行ける
といった具合になんだか
不吉な意味合いの方が多い花なわけですね。。
今回のまとめ
はい、今回は彼岸花の毒性についてや
別名、迷信などについて色々と書いていきました
見た目あんなに美しく
どこか怪しげでミステリアスな雰囲気を持った
彼岸花(曼珠沙華)の花。
いくつも名所があるので秋の季節になると
多くの花見客で賑わうといいます。
しかしまあ今回こうして色々と
彼岸花にまつわる毒性の話や
不吉な別名に迷信などを聞くと
どうにもこうにも不気味な印象が
先走ってしまいますね~。。
考え過ぎかもしれないですけど(苦笑
もしも彼岸花の名所などを訪れた際には
こんなにキレイなのに
ああいった別名もあるんだなーと
そうしたギャップも
楽しんでみてはいかがでしょうか。
ではでは、今回の内容は以上です。
また次回にお会いしましょう~~。
「Sponsored link」
引き続き彼岸花の花言葉についてなど
どうぞご覧くださいませ~。
⇒⇒⇒彼岸花(曼珠沙華)の花言葉の意味由来に黄色白は?英語の読み方は