神社の鳥居の色の意味!赤と白の違いは何?

公開日:2015年10月1日

[生活の雑学・トリビア, 生活・ライフスタイル, 神社の鳥居の色]

こんにちは、管理人のコタローです。

 

神社に行ったりするのって
大抵初詣位しか機会がないような気がしますが

神社の鳥居の赤色ってどこか印象的ですよね。

 

しかし神社の中のあの赤色って
妙に目立つ印象がありますが

何か特別な意味でもあるんでしょうか?

それに鳥居には白いものもありますけど
何かしらの違いがあるんでしょうか?


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今回は鳥居の色についての雑学について
見ていってみようと思います。

ではでは早速いってみましょー。

 

神社の鳥居の色の意味!赤と白の違いは何?

赤色の鳥居の意味について

まず鳥居と耳にして
思い浮かべるのは赤い色の鳥居ですよね。

この赤色というのは古来から
儀式的な部分にはよく用いられてきている
色でして・・・


「1・魔除けの意味」

以前お彼岸の日におはぎを食べる意味などの
記事を書いた事があったんですけど

⇒⇒⇒秋分の日お彼岸の意味と関係におはぎを食べる理由!子供に簡単に説明

 

その時はおはぎに使われているあんこ。

その原料には赤い小豆が使われていますよね?

 

小豆の赤色には邪気を寄せ付けない
力があると信じられていたそうで

魔や邪気を祓う効果を持つ小豆を食べる事で
無病息災を願ったとしています。

 

鳥居の赤色もそうした
邪気を寄せ付けない魔除け的な効果が
あるとされているそうで。

 

鳥居には自分達人間が住む世界と
神の世界とを分ける境界のような門
もしくは結界ですかね。そうした役割もあります

それ故に赤色の魔除け効果で
更に外界の邪な気を寄せ付けないように
しているそうです。


「2・生命の意味」

色彩の心理学において赤色は

「活力、情熱、興奮」

といった強いエネルギーをもたらす
色であることは割と有名かなと思いますけど

 

他にも

「血肉、熟した果実、赤ちゃん」

といった具合に生命に
関係の深い色でもあるんですよね。

 

あと赤色に近い緋色の「緋」
あの漢字って「あけ」とも読むんですけど

「あけ」ということばは

「緋」「明」「茜」といった具合に
明るい希望の意味を感じさせ

生命、大地、生産の力をもって
稲荷大神の「みたま」の働きとする
信仰が宿っているといいます。

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京都のすごい長い「千本鳥居」にしても
赤ちゃんが産まれる時に通る「胎道」
意味しているといいますし。

そう考えると赤色という色は
やはりどこか特別な色なんだなと感じます。


「3・虫よけ効果」

鳥居のあの赤色・・
というかちょっとオレンジがかった朱色は
硫化水銀から採れる顔料の色をさしていたそうで

古墳の内壁とか石棺の彩色にも
使われていたといいます。

 

あと水銀には防腐に加えて
防虫の効果もあったので

鳥居の虫食いを防ぐ意味合いも
あったのかもしれません。

 

水銀はとても危険なものですから
魔除けの意味合いもそこから
きているのかもしれませんね。

 

鳥居の歴史について

鳥居の歴史部分について
もうちょっと見ていきますと

 

日本古来の神様と
外から伝わってきた仏教とが結びついた
神仏習合という信仰がありまして

だいたい奈良時代から寺院に神様が祀られたり
神社などに神宮寺が建てられたりしたそうです。

 

つまり神も仏も一緒に祀るという風習ですね。

 

この考え方結構長いこと続きまして
明治元年あたりまでは神仏は習合されていたとか

 

 

それで、少し戻って
江戸時代に国学という学問が発展し

本来は日本の古典文学を
追求する学問だったとされています。

 

この国学者の1人に
ちょっと変わった平田 篤胤(ひらた あつたね)
とう人物がいたそうで

この平田さん、神仏習合の考え方は
日本のオリジナルの考え方を歪めてしまい

神道も仏教によって
穢された状態にあると唱え始めます。

 

この時期は日本の近海に
未知の外国船が出没するようになってきた
時代でもあり

日本人は外国に対する脅威を感じていました。

 

そういった面からも平田さんの考えは
徐々に支持されていき

特に神社の神主の人たちには
熱烈に支持されたとか。

 

そしてそののちに
神道を仏教伝来以前の姿に戻す

「神仏分離令」というものを実践した結果
無数の文化財が破壊されてしまったとしています

 

神仏が分離したという事は
ここで神と仏が別々になったというわけで

ここで神社とお寺とが
分かれたという事になるんですね。


で、神仏習合の時代に神社などに
朱色の水銀を用いるようになったそうですけど

もともとは白木を用いていたそうで
神聖な意味をもっていたといいます。

 

朱色は仏教から入ってきた
色だったというわけですね。

神仏分離したのがまさに
慶応4年3月13日(1868年4月5日)から
明治元年10月18日(1868年12月1日)

このあたりだったそうで

 

木やコンクリートなどそのままの色で
朱色に塗っていないタイプの鳥居は

神仏分離派の考えを持つ人が建てたか
もしくは戦後などで壊れてしまい

 

そういった仏教などの考えなど深く考えず
再建されたものなのではとも言われていますね。


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鳥居の赤と白の違いなど

さっきも書いたようにまとめておきますと

 

鳥居の赤色(朱色)・・・魔除けの意味

鳥居の白色・・・神聖な場所の意味

 

それぞれこういった意味がありますね。

あと陰陽五行説との考え方に
当てはめたりしてみるとなかなか面白く

 

「五行、木」=「東・青色・青龍」

「五行、火」=「南・赤色・朱雀」

「五行、土」=「中央・黄色・黄龍」

「五行、金」=「西・白色・白虎」

「五行、水」=「北・黒・玄武」

 

簡単に書くとこう分かれています。

こういった具合に各方位と
方角や色などに関連性があるわけですね。

 

日本の神社には南向きのものが多いそうで
神社の入り口でもある鳥居は最も
南の箇所に位置します。

つまり先ほどの陰陽五行にあてはめてみるなら

「南・赤色・朱雀」

という考え方になるわけです。

 

まああくまでもこういった
関連性もあるのか~程度に考えて貰えると
いいかなと思います。

 

今回のまとめ

はい、そんなわけで今回は神社の
鳥居の色の意味や赤色白色の鳥居の違いについて
ちょっと書いていきました。

 

鳥居の歴史の部分を調べていくなかで
神仏習合、神仏分離の考え方などあって
なかなか興味深いなーと感じました。

鳥居の色の部分にもどこか
オカルトチックな部分もあって
面白いと感じましたね。

 

もしも神社にお参りなどする時は
方角とか確かめてみると面白いかもですね。

 

ではでは今回の内容は以上になります。
また次回にお会いしましょう。


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