仏壇に線香をあげる意味理由に本数は?灰の掃除に捨て方について

公開日:2016年3月17日

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こんにちは、管理人のコタローです。

 

いきなりですけどあなたの自宅には
仏壇あったりするでしょうか。

人それぞれ家庭の事情にもよると思いますけど
うちの場合は高校生の頃に父親が他界したため
実家の方に仏壇置いてあります。

 

あと自分の家にも小さいけど仏壇と・・
お線香を立てるための香炉も用意したり。

 

一応ご飯を新しく炊いた時などに
炊きたてを仏壇にあげてその時に
手を合わせてお線香をあげているんですけど

このお線香をあげる意味とか理由・・
それに本数とかって厳密には
どうなんだろうなぁ。。と

 

お線香をあげるのが習慣化してから久しく
改めてそういった理由部分を聞かれると
正直うまく説明できないかなぁ・・

と思ったんですよね(苦笑


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今回はそうした今更人に聞くのも
常識的にどうなの?と思われそうな
お線香をあげる意味や理由

それに本数や灰の掃除に捨て方など
そのあたり見ていこうかなと思います。

 

それでは、早速いってみましょー。

 

仏壇に線香をあげる意味理由に本数は?灰の掃除に捨て方について

仏壇に線香をあげる意味、理由について

日本においてはお彼岸のお墓参りや
仏壇に手を合わせるなどした際に
線香をあげるかと思いますが

 

この行動の意味や理由については
いくつかあるみたいです。

・仏様に想いを伝える

・仏様が迷わないための道標

・自身の周囲の場の浄化

・亡くなった方の食べ物

このあたりがあげられるといいますが
順番に詳しく見ていきましょう。

 

仏様に想いを伝える

まず線香をお仏壇にあげることで
線香の煙を通して

仏様と対話できるという
意味があるといいます。

 

線香の煙を通じてあなたが
故人に対して何か伝える事が
できるという事です。

 

線香をあげてその煙を通じて心を鎮めて
故人とゆっくり伝えたいことを話す・・・

こうすることで自身の心の内を
穏やかにすることが出来るといいます。

20160316-04

最近は煙のでないタイプの
便利な線香もありますけど

本来の意味を考えるなら煙が出るタイプの
線香の方が望ましいわけですね。

 

仏様が迷わないための道標

次に線香には仏様があの世へと旅立つ際に
迷わないための道標であるという意味が
あります。

 

線香を立てる事でその煙を通じて
仏様へ読経や周囲の想いが伝わると考えられ

故人の魂も迷わずにあの世に
向かうことが出来るとされています。

 

自身の周囲の場の浄化

人は生きていく内に汚れていって
しまうという考えもありますが

線香をあげてその煙の香りによって
自身の身体や周囲の場を浄化
清める事ができるとされています。

 

仏教においては線香の煙によって
体と精神を清めて

仏様と向き合う準備が整うという
意味もあるそうです。

ちなみに線香の火は
口で消してはいけません。

 

これは人間の口は悪口や人を騙したり
人を貶めたりと・・

悪い事に使われやすいといった理由から
汚れた人の口で線香の火を消すのは
あまり良くないから、なんだそうです。

 

たまにうまく火がうまく消えないので
口で吹き消していたんですが
いけない事だったんですね;;;;

 

亡くなった方の食べ物

線香をあげるのと故人の食べ物が
どう関係するのか一見するとさっぱりですけど

亡くなってから四十九日が
過ぎるまでの期間を仏教においては

 

「中陰(ちゅういん)」「中有(ちゅうう)」

 

と呼称しこれは

 

「極楽浄土、冥土への旅」であるともいいます。

 

そしてこの期間中の故人の食べ物が
線香の香りになるそうで「食香」ともいいます。

 

 

仏教経典の1つでもある
「倶舎論(くしゃろん)」には

中陰、中有の期間中は香の煙を
食事とするという記述もあることから

49日が過ぎる間は線香の煙を
絶やさないようにするという宗派や地域なども
あります。

 

ただ線香をあげるだけでなく
故人が生前好きだった香りの線香があったら

そういった物を探して
あげてみるのもいいですね。


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線香の本数について

線香をあげる本数については
宗派によって若干異なるようで
立て方にも違いがあります。

 

天台宗・真言宗の場合

「本数」
・3本

「立て方」
・香炉の中で逆三角形になるように立てる

 

臨済宗・曹洞宗・日蓮宗の場合

「本数」
・1本

「立て方」
・香炉の中央あたりに立てる

 

浄土宗の場合

「本数」
・1本もしくは2本

「立て方」
・香炉の中央あたりに立てる

 

浄土真宗の場合

「本数」
・1本を2つに折る

「立て方」
・香炉の大きさに合わせて
1本を適当に折り横に寝かせる。

この時火がついている方を左側にする


と、こんな具合に結構な違いがあるようです。

 

真言宗の場合の3本立ては
それぞれ「過去」「現在」「未来」という
意味合いがあり

仏教における「三宝」の

 

「仏」・・・大日如来

「法」・・・弘法大師

「僧」・・・ご先祖様

 

それぞれにご焼香する意味もあるといいます。

 

弔問した時に故人の方の
家の宗派を知らない場合は

普段自分が行っている作法で
問題ないかと思いますが

気になる場合は周囲の状況に合わせて
供養するのもいいかと思います。


あとついでに書いておきますと
四十九日が過ぎるまでの間は
あげるお線香は1本です。

 

さきほど線香の煙には
あの世への道標になると書きましたが

2本3本あると仏様が道に迷ってしまうから
なんだそうですね。

 

なので四十九日が過ぎるまでは
お線香は1本のみとしておきましょう。

 

線香の灰の掃除に捨て方について

日頃から仏壇に線香をあげていくと
最後には灰となるので
どんどん溜まっていきますが

この灰の掃除、捨て方については

 

・一軒家の場合庭に撒いてしまうか

・可燃ごみの日に出す

 

この2つのケースが考えられます。

 

庭の土に還す事ができれば
それが理想的ですが

マンションや賃貸住まいの場合は
そうもいかない場合もあるでしょう。

 

 

可燃ごみの日に出すのには
なんとなく抵抗があるかもしれませんけど

煙を出して本来の役目と
供養を終えた結果の灰なので

ゴミとして処理しても引け目や負い目を
感じる必要は一切ありません。

 

納得しやすい考えとしては
仏壇にお花なども供えるかと思いますが

枯れてきたら新しい花に変えるために
古い花は捨てますよね。

 

まあそれと同じと考えると
分かりやすいかなと思います。

 

今回のまとめ

はい、そんなわけで今回は
仏壇に線香をあげる意味や理由に本数。

それと灰の掃除
捨て方の部分について見ていきました。

 

なかなかどうして線香については
色んな項目がありましたね。

日頃何かと忙しい毎日を送っている人の場合
お墓参りや仏壇に手を合わせるといった機会は
なかなかないかと思いますが

 

実家などに帰ってお仏壇などがある場合は
線香をあげて煙を通して仏様に想いを
伝えてみてはいかがでしょうか。

少しばかり心が休まるかもしれませんよ。

 

ではでは、仏壇に線香をあげる
意味理由などについては以上です。

 

また次回にお会いしましょう。


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