時候の挨拶6月上旬の候や結び!ビジネスや梅雨入り季節の例文
公開日:2016年3月18日[二十四節気, 手紙のマナー, 時候の挨拶の書き方や文例, 生活の雑学・トリビア, 生活マナー, 生活・ライフスタイル]
どうも~こんにちは、管理人のコタローです。
5月も過ぎ去り6月に入りますと
そろそろ夏服への衣替えとか
考える時期でしょうか。
気温の方もだんだん
高くなっていき汗ばむ日も出てきますね。
あとは梅雨入りする地域と
していない地域と分かれやすい時期でもあって
各所で天候が安定せずに
湿気でジメジメしてくるところも
多くなるでしょう。
そうした季節の変わり目でもある6月上旬の場合
時候の挨拶の書き出しは
どんな風に書いたらいいでしょうか。
「Sponsored link」
今回は6月上旬の時候の挨拶部分について
候や結びにビジネスなどで使える例文など
見ていきたいと思います。
では早速いってみましょー。
目次
時候の挨拶6月上旬の候や結び!ビジネスや梅雨入り季節の例文
6月上旬に使うといい時候の挨拶とは?
最初に6月上旬(6月1日~10日)の期間が
二十四節気のどのあたりに
重なっているのか確認してみましょう。
「小満(しょうまん)(5月21日~6月4日)」
「芒種(ぼうしゅ)(6月5日~6月20日)」
と、だいたいこの2つの節気の期間と
重なっている事が分かります。
それぞれ簡単に
どういった節気なのか見てみますと
「小満(しょうまん)」の場合は
太陽の陽気に満ち溢れ
万物の成長する気のようなものが
満ち溢れていく様子を指すといいます。
農作物にしても麦の穂が育っていき
草木に実がつき始めるのも
このあたりだそうですね。
そして「芒種」について。
漢字からその節気の内容が
全く想像できないんですけど
(そもそも芒種とか初めて知ったかも;)
稲や麦などの実の殻にある針状の毛の部分を
「芒(のぎ)」というそうで
そのあたりの作物の種をまいたりする季節から
「芒+種」で「芒種」の季節になったんだとか。
季節が梅雨めいてくるのもこのあたりで
五月雨の季節になっていきます。
あと6月1日はちょうど
衣替えの季節でもありますね。
では、このあたりの時期にぴったりな
時候の挨拶の書き出し部分について
見ていくとしましょうか。
「小満の候」「芒種の候」
ひとまず二十四節気の観点から見て
この2つの書き出しは使いやすいところかなーと。
4日、5日前後で節気が切り替わりますので
そのあたりきっちりしておきたい方は
送り先に届く日数を考えて
手紙などを出す必要あるかと思いますが
まあそこまで
神経質になることもないでしょうか。
メールの場合は日数など考える事無く
すぐ相手に届きますから便利ですよね。
「入梅の候」
意味合いとしては
梅雨入りの季節に入りましたという
文章になるのが「入梅の候」
梅雨入りの季節は年度ごとに
微妙に異なったりしますから
6月上旬あたりか中旬あたりに使うか
少々悩む所ですね。
北海道あたりは基本梅雨がないそうで
長雨が続くにしても梅雨とは
異なったものなんだとか。
なので、北海道の人に手紙などを送る場合は
この候を使うと
「?」といった印象を持たれるかもです。
・向夏の候
・薄暑の候
・初夏の候
あとは徐々に気温が高くなってくる点から
夏を思わせる「向夏」「薄暑」「初夏」あたりの
候を使うのもぴったり。
もしくは梅雨の手前に麦が黄金色に色づいて
刈り入れの時期にはいる
・麦秋の候
を使ってもいいでしょう。
梅雨入り前に使うものなので
期間は短いですけどね。
その他の季語としては
・梅雨入り
・梅雨空
・衣替え
・ジューンブライド
・あじさい
・カエル
・カタツムリ
このあたりの単語も盛り込んでみますと
文章の内容がボリュームアップするでしょう。
では6月上旬の時候の挨拶の
例文について見ていきましょうか。
「Sponsored link」
6月上旬の時候の挨拶・ビジネス上での例文など
では最初にビジネス上でのやり取りについて
見ていきましょう。
拝啓
芒種の候
貴社ますますご清栄のことと
お慶び申し上げます。(中略)
梅雨入り前でございますので
体調管理には十分
お気をつけください。敬具
拝啓
薄暑の候
貴社いよいよご清祥のことと
お喜び申し上げます。(中略)
爽やかな初夏の季節
どうぞ健やかにお過ごしください。敬具
謹啓
入梅の候
ΟΟ様にはますますご健勝のことと
お慶び申し上げます。(中略)
梅雨入りの時節柄
体調を崩しやすいので何卒ご自愛専一にて
お祈り申し上げます。謹白
と、だいたい
このような文章構成でしょうか。
時期的にあった時候の挨拶の書き出しと
梅雨時に入っているかいないか
気温は暑いのかそれとも
梅雨入りしてちょっと気温が下がったか
そのあたり天気予報など確認しつつ
時期的に合致した内容を考えていくと
いいでしょう。
最初の書き出しと結びの部分は基本
「拝啓」「敬具」で構わないと思いますけど
送る相手が偉い先生とか
何かしらの専門家などの場合は
より敬意を示す意味として
「謹啓」「謹白」と書いて
送るといいのではないでしょうか。
6月上旬の時候の挨拶・親しい人に送る場合の例文など
親しい人、友人、身内に送る場合は
もうちょっと砕けた文章にして送りたいですね。
初夏の日差しと風で
汗ばむ季節になりましたが
いかがお過ごしでしょうか。(中略)
そろそろ梅雨入りのニュースが
入る頃合いでもあるので季節の変わり目で風邪など
ひかないようご注意ください。
雨が降り続いて湿気が
気になる季節になりましたが
お変りなくお過ごしでしょうか。(中略)
長雨が続いてカビなどが
気になる季節なので湿気対策などしつつ
心穏やかにお過ごしくださいませ。
長雨が続き梅雨明けが
待ち遠しく感じる今日この頃
いかがお過ごしでしょうか。(中略)
梅雨明けまではまだ遠く
雨が降りしきる日が続きますがどうぞ体調には十分お気をつけて
健やかにおすごしください。
と、文章構成としては
こんな感じで問題ないかと思います。
手紙やメールを送る時期が
梅雨入り前か後かで文章の内容も
微妙に変わってくるはずなので
そこは内容の筋が
通るように書いていきましょう。
あとは相手の事を気遣う文章を入れたり
・あじさい
・カエル
・カタツムリ
といった6月らしい季語を入れていくのも
いいのではないでしょうか。
今回のまとめ
はい、そんなわけで今回は
時候の挨拶の6月上旬の候や結びに
ビジネスや梅雨入りの季節に
ぴったりな例文など見ていきました。
基本6月上旬の時期の書き出しの候や
季語などを知っておけば
ビジネス上でのやり取りなども
比較的スムーズに行えるかと思いますので
6月上旬に時候の挨拶など使う場面が出てきたら
今回の内容を参考にしてみてくださいね。
ではでは、6月上旬の時候の挨拶の
候や結びなどについては以上になります。
また次回にお会いしましょう~。
「Sponsored link」
引き続き6月中旬、5月下旬の
時候の挨拶についてもどうぞご覧くださいませ。
⇒⇒⇒時候の挨拶5月下旬の候や結び!ビジネスや初夏にぴったりな例文