ご自愛くださいの本当の意味に使い方!例文や目上の人には失礼?
公開日:[手紙のマナー, 生活マナー, 生活・ライフスタイル]
どうも、こんにちは~管理人のコタローです。
時候の挨拶やメールなどで
相手を気遣うための一文として比較的よく見る
「ご自愛くださいませ」
という一文。
ニュアンスとしては何となく
相手の体を気遣う時に使うのでは?
と捉えている方が多いかと思いますが
正確にどんな意味なのか
しっかり答える事ができますか?
と言われるとちょっと怪しい方も
出てくるのではないでしょうか。
加えて目上の方に使うと失礼になるの?
という疑問点もあるようで
そのあたりの疑問点は解消しておきたい
ところでもあります。
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今回はそんな
時候の挨拶やメールでの挨拶などで
何かとよく見かける
「ご自愛ください」
の意味や使い方、例文などについて
いくつか見ていきたいと思います。
では早速いってみましょー。
目次
ご自愛くださいの本当の意味に使い方!例文や目上の人には失礼?
「ご自愛ください」の本来の意味は?
ひとまず「ご自愛ください」の意味を
ちゃんと把握しておかないと
手紙など書く時に使えませんよね。
辞書などでこの単語をひいてみますと
・自分で自分の身を大切にすること
・自分の利益ばかりを図ること
といった意味ででてきますね。
手紙などで用いる場合は1つ目の
自分で自分の身を大切にする、の方になります。
この場合
「あなたご自身を愛してください」
という事になり
「あなた自身、お身体を大切にして下さい」
という意味合いになります。
もう少し砕いた言い方をするなら
・あまり無理しないでください。
・身体を大切にしてください。
・元気に健康でいてください。
と、こういった意味合いになります。
いくつか複数の意味合いも含まれるので
手紙などで使用する際は
かなり使い勝手が良い
一文になるかと思います。
やってしまいがちな使い方
ちなみによく
「お体をご自愛ください」
という一文を見かけますが
「ご自愛ください」という一文そのものに
「お身体を大切に」という意味合いが
込められていますので
最初の方に「お体を」という単語を
入れてしまうと意味が重なって
重複の文章になってしまうので
ちょっと失礼な一文になってしまいます。
これ自分も最近になって気付きました(苦笑
加えて「ご自愛」と打った時に
変換ワードで「ご慈愛」とも出てきますけど
「慈愛」とは親が子供に与えるような
深い愛情を指します。
そして「ご慈愛ください」という
一文にしてしまうと
「私にあなたの深い愛情をください」
といった具合に送る相手によっては
かなり失礼にあたる一文になってしまいます。
なので「ご自愛」と「ご慈愛」の
2つの意味をちゃんと理解しつつ
手紙などで使用するようにしたいものですね。
あと、既に身体を
壊してしまっている事を知っている場合は
「ご自愛ください」
の一文は失礼になってしまいますね。
この場合は
「一日も早い回復を心からお祈り申し上げます」
「早い回復をお祈りいたします」
こういった一文にするといいでしょう。
目上の人に使っても大丈夫?
「ご自愛ください」が相手のことを気遣う
慈しみの気持ちが込められていますので
目上の方に送っても決して失礼には
あたらないでしょう。
そのまま使っても問題ないかと思いますが
一文の頭に「くれぐれも」とつけたり
「ご慈愛くださいませ」と
一層丁寧な書き方をすることで
文書の内容をより一層丁寧で
きれいな印象にすることができるでしょう。
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「ご自愛ください」のいくつかの使い方、例文
◆「季節の変わり目など」
「時節柄、どうぞご自愛ください」
「季節の変わり目ですから
風邪などひかれませぬよう
ご自愛くださいませ」
◆「暑中見舞いなど」
「まだまだ厳しい暑さは
続きそうですが、くれぐれも
ご自愛くださいませ」
「酷暑の折
どうぞご自愛ください」
◆「寒中見舞いなど」
「ぐっと気温が下がり
冷え込む毎日が続きます。くれぐれもご自愛ください」
「厳寒の折
どうぞご自愛くださいませ」
こういった具合に手紙に使う場合は
なかなか使い勝手が良い一文と感じますね。
相手の気遣いの一文として
毎度書き加えておくといいでしょう。
今回のまとめ
はい、そんな感じで今回は
ご自愛くださいの本当の意味に
使い方、例文などについて見ていきました。
日常的にこういった一文を
意識して使っている方も
文章のマナーなどに精通している方なら
いざしらず
一般的な方はそうそう
使わないのではないかと感じますので
確認するいい機会になったならば幸いですね。
手紙やメールなどで使う際には
どうぞ使い方や意味合いの部分を思い出して
みてください。
それでは「ご自愛ください」の
意味や使い方については以上になります。
また次回にお会いしましょう。
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