海でクラゲに刺された時の対処法に症状!薬での処置に時期はいつ頃?
公開日:2016年7月9日[応急手当・救急措置]
【2017/08/24 内容修正】
こんにちは~管理人のコタローです。
暑い夏の季節になると家族や友人
パートナーと海水浴へ!という方々も
多くなってくるかと思いますけど
海水浴でのトラブルの1つとして
出てくるのが
「クラゲに刺された」
といったケース。
クラゲに刺されるなんて
海に行った時くらいしかないケースですし
どういった対処をすればいのか・・・
よく分からないといった方も
多いかと思います。
そこで今回はクラゲが出てくる時期から
刺された時の対処法に症状
薬での処置について
書いていきたいと思います。
では早速見ていきましょー。
目次
海でクラゲに刺された時の対処法に症状!薬での処置に時期はいつ頃?
クラゲが出てくる時期とは
一般的にクラゲが出てくる時期は
お盆を過ぎた頃合いとよく耳にしますよね。
だいたいお盆の時期となりますと
「8月10日~20日の間あたり」
まあだいたい夏もそろそろ
落ち着いてくるかなーといった
頃合いかと思います。
ただ、クラゲが出てくる時期と書いていますが
ぶっちゃけた話クラゲって一年中
海にいる生き物だったりするんですよね。
ただお盆の時期によく目にするので
お盆の時期から大量発生しているように
見えているだけだったりします。
ではお盆の時期に
よく目にするようになるのは何故なのか?
まずクラゲにも子供のような
「幼体」の期間がありまして
この期間「ポリプ」という
イソギンチャクに似た状態で過ごします。
海の底に固定されている状態なので
人目にふれる事もまずないでしょう。
この期間がだいたい6月~8月あたりの
約2ヶ月間。
そしてここから成長していくと
大人である「成体」へと変化していき
分離し始めるエフィラ期えを迎えて
あのプカプカ浮かんでいる
姿へと変わっていくというわけなんですね。
そして更にクラゲは海水温度20~30℃くらいの
暖かい温度を好みますから
人がいるような
浅瀬や海面近くに寄ってくるようになり
そこでクラゲに刺された!!
といった事になるわけです。
ちなみに海水の温度は地上と
約2ヶ月程度差が出てくるみたいで
地上の暑さはだいたい
8月あたりがピークかなと感じますが
海水の温度はその2ヶ月遅れた
10月あたりがピークとされています。
なのでクラゲを海でよく見かける期間としては
「8月~10月あたり」
という事になるんでしょうか。
ただ、近年は温暖化の影響で
暑さの平均気温も上昇傾向にあるので
年によってはクラゲが早く成長し
浅瀬に出てくる時期が早まる
ケースもあるようです。
クラゲに刺された時の症状として
クラゲに刺されてしまった場合
その毒性がどの程度強いのか
弱いのかによって、大きく違いが出てきます。
「毒性が弱い場合」
・ミミズ腫れ、水泡
・患部の炎症
・火傷のような痛み、ピリピリする痛み
症状も局部的なもので
刺された後で適切な対処をして
落ち着いていけば自宅療法でも
問題ないとされます。
主にミズクラゲなどが
このカテゴリに入るでしょうか。
「毒性が強い場合」
・鋭い痛み
・感電したような激痛
・痛みによるショック状態
・全身の痙攣による呼吸困難など
毒性が強いクラゲになりますと
刺されてからしばらくして
上記のような症状が出てきて
重症化すると命の危険も出てきますので
刺された際はとにかく迅速に救命措置
そして早急に病院に向かうことが
重要になるかと思います。
主に
・カギノテクラゲ
・アカクラゲ
・ハブクラゲ
・カツオノエボシ
特に最近ですと
「カツオノエボシ」が注目されており
刺された時の苛烈すぎる痛みで
ショック状態から死に至るという
とんでもないクラゲなので
かなり注意する必要があります。
クラゲに刺された時の対処法
クラゲに刺されたと直感で感じた場合
どういったクラゲに刺されたのかなんて
その場で分からないと思いますので
とにかく以下の対処法を
順次行っていきましょう。
まずは落ち着いて海水からあがる
ショック状態から呼吸困難
気を失ってしまうなどした場合
そのまま泳いでいると溺れて
二次被害へと繋がる危険性が出てくるので
とにかくピリッとした嫌な痛みを感じたら
さっさと海から上がってください。
あと毒のまわりが早まるといけないので
砂浜にあがったら安静に
対処していきましょう。
刺された箇所を海水で洗います
ここで間違えてしまう方もいるようですが
真水で傷口を洗ってしまうと
浸透圧の関係で毒素が体内へと
回っていく可能性あるので
傷口を洗う場合は海水を使ってください。
バケツやペットボトルなどで
海水を汲んで来て
静かに洗い流して消毒していきます。
クラゲの触手を取り除きましょう
明らかに刺された箇所に
触手が見られる場合は触手を
取り除いていきたいところです。
素手で取り除くはやめてくださいね。
あったらピンセットで取り除くのが一番ですが
ない場合タオルやビニール袋などを活用し
取り除いていきます。
触手が残ったままですと
症状がひどくなりやすいので
なんとかピンセット手にはいらないか
友人や家族などにお願いしてみてください。
応急処置として氷水で冷やす
クラゲの触手が残ってしまっている場合
「60℃以上に温めるか冷やす」などすると
その効力は弱まっていくとされます。
しかし60℃以上のお湯をかけると
火傷しますので
ここは氷を用意して
冷やしていくのが現実的です。
ただ、あくまでも冷やして
痛みを緩和するだけで根本的な
解決にはなってないので
そこは勘違いしないように。
抗ヒスタミン軟膏を用意しておくとちょっと安心
クラゲの毒素によって炎症を
起こしてしまった状態を鎮痛していくのに
有効な薬として「抗ヒスタミン剤」が
含まれた薬を使用すると
痛みを緩和してくれる効果が期待できます。
最終的には皮膚科に向かって適切な処置を!
上記の応急処置や薬を塗って
痛みが若干緩和されたとしても
最終的な皮膚科に向かってちゃんと
適切な措置を受けるようにしてください。
痛みが治まって
「あ、病院行かなくても平気っぽい~」
と自己判断して変に跡が残ったりなどしたり
また症状ぶり返したりする
可能性もありますので
とにかく病院へ行ってください。
ちなみに刺された箇所に酢をかけると良いと聞いたけど?
お酢を傷口に塗る対処法は確かに
「アンドンクラゲ」「ハブクラゲ」などに
刺されたケースでは有効とされていますけど
「カツオノエボシ」の場合
酢で刺激してしまうと刺胞が発射され
その影響で体内の毒が回るのが
早まりますのでかなり危険。
刺された直後はあのクラゲに刺された・・!
とすぐに判断できる人も
かなり少ないと思いますので
クラゲの種類が判明していない中で
お酢を使用するのはギャンブルと
変わらないので
やめておいた方が賢明でしょう。
後当たり前ですけど
刺された触手部分
素手で触ったりするのもやめてください。
刺された直後若干頭の中パニックになって
すぐに素手で取り除こうと
してしまうかもですが
触った手も刺されてしまうと
被害が拡大してしまいます。
あと、毒を吸い出してしまえば?
という意見もあるかもですが
口腔粘膜から体内に毒素が吸収されますし
虫歯などがあったら吸った本人の
歯にも影響が。。。
なので絶対!しないでください。
今回のまとめ
はい、そんな感じで今回は
クラゲが出てくる時期や
海でクラゲに刺された時の対処法や症状
薬での対処法や応急処置法などについて
見ていきました。
楽しい海水浴もこうした
トラブルが起きると一転してしまいますが
落ち着いて対処していく事で
被害を最小限に食い止める事ができるはずです。
クラゲに十分注意して
海水浴を楽しんでくださいね。
ではではまた次回にお会いしましょー。
引き続き、海水浴の持ち物リストなど
確認してみてはいかがでしょうか。
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