拝啓・かしこ・敬具の正しい意味に使い方!手紙の書き方や文例を紹介

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[手紙のマナー]

 

こんにちは~管理人のコタローです。

 

普段はあんまり意識しない
手紙やメールの書き方ですけど

ビジネスで取引き先の
会社の方とやりとりする時とか

手紙やメールを出す必要が出てきた場合

 

「拝啓」「かしこ」「敬具」

 

それぞれの用語を使う必要が
出てくるかと思います。

 

でも普段あんまり意識していないと

こういった手紙などの用語の意味とかって
正しく把握していないものですよね。


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そこで今回は
「拝啓」「かしこ」「敬具」
正しい意味や使い方

手紙の書き方。文例など
見ていきたいと思います。

 

それでは早速いってみましょー。

 

拝啓・かしこ・敬具の正しい意味に使い方!手紙の書き方や文例を紹介

「拝啓」の正しい意味として

最初に「拝啓」についてですけど

拝啓を訓読みしてみると
「おがみもうす」と読むことができます。

 

「拝」はおじぎで・・・謹んで

「啓」は述べるで・・・申し上げる

 

となるので

 

「お辞儀をして申し上げる」

 

こういった意味合いになるわけですね。

 

 

日常的に誰かに会ったりする場合
まずは軽くお辞儀をして挨拶をするのが
まあ常識的ですよね。

「拝啓」は手紙やメール上での頭語で
お辞儀をして挨拶しているという
解釈になるわけです。

 

「敬具」の正しい意味として

次に敬具ですけど、訓読みすると

「うやうやしくととのえる」

といった読み方になり

 

これは相手に敬意を表しつつ結ぶということで

誰かに会って一通り話をした後で

 

「それでは、また」

 

といった具合に言葉を交わすかと思いますが

それを文面上で表しています。

20160726-08

「拝啓」と「敬具」は
1セットで使うようになっており

手紙を書く相手に礼儀や敬意を持って
挨拶しているという意味が含まれますので

そのあたり意味を
理解しておきたいところでもあります。

 

「かしこ」の正しい意味って?

では「かしこ」って
どういう意味になるんでしょうね。

 

一般的に「かしこ」は手紙の終わりに
女性の方が書く挨拶の用語になりますが

どういった意味が含まれているのかといえば

 

「かしこ」

恐れ多いこと、恐縮です

 

といった意味合いになり
「畏し(かしこし)」が
語幹になっているといいます。

 

あとは「かしく」と書くこともできるようで

「可祝(かしぐ)」と書いて

「これにて失礼します」といった
意味にもなります。

 

 

男性の場合は「恐惶謹言」といった具合に
漢字を用いるのに対して

女性の場合は平仮名となっているのには

 

文字としての形状も
漢字はどこかカクカクしていて
男性的なのに対して

平仮名は曲がっている部分もあれば
流麗にも見えるので女性的と
捉えられていたことから

 

古来より男性は漢字で
女性はひらがなを文章の最後の敬意を表す
用語として使っていたというわけですね。

そしてそれが現代いなっても
ずーっと続いて今日に至る、というわけです。

 

こうして見ると「かしこ」の用語に
そんな歴史があったのかーと
ちょっと興味深くも感じます。

 

「拝啓」「かしこ」「敬具」それぞれの正しい使い方

「拝啓」「かしこ」「敬具」それぞれの
意味についてはだいたい
理解できたでしょうか。

では次にそれぞれの使い方について、です。

 

頭語と結語の組み合わせを間違えると
結局相手に対して失礼になってしまい

トラブルの原因にもなりかねませんので
ここは注意しておきましょう。

 

「拝啓」で始まり「敬具」で結ぶ

 

「前略」で始まり「草々」で結ぶ

 

一般的には上の2つが手紙などでの
挨拶文の書き出しと結語とされているようです。

 

 

あと送る相手が偉い人物
地位の高そうな人物の場合は

より丁寧な使い方として

「謹啓」で始まり「謹白」で結ぶ

といった使い方もできます。


そして「かしこ」についてですけど

 

先述したように
相手に敬意を表す用語となるので

女性が自分よりも目上の方に出す手紙に
「かしこ」と書くのが一般的とされています。

 

 

使い方としては「拝啓」で
始まった手紙の文末部分に
「かしこ」と書くのが一般的ですけど

これは必ず
セット使う必要はないといいます。

 

「かしこ」は他にも

 

「あらあらかしこ」

「あなかしこ」

「めでたくかしこ」

 

といった具合に色んな候補もあったりします。


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「拝啓」「かしこ」「敬具」それぞれの正しい書き方や例文

手紙での書き方

一般的に手紙やメールの場合は
以下のようにテンプレート化されているので

迷ったら以下にはてはめつつ
書いていくといいかと思います。

「1・頭語」

最初の「拝啓」「前略」といった
書き出し部分になります。


「2・前文」
ここははじめの挨拶の部分。

時候の挨拶の書き出し部分が
この箇所です。

お互いに親しい間柄の場合は
省略されることも多いです。


「3・主文」

ここは手紙の中で伝えたい
もっとも大事な部分でも
ありますね。

書き出しの起語としては

「さて、この度は・・」

「さて、突然ですが・・」

「さて、先日は・・」

といった書き出しにすると
手紙の主文に自然と
入っていけます。


「4・末文

手紙の締めくくりの文章ですね。

相手への気遣いの一文として
ご自愛ください、などが
ここに入ります。


「5・結語」

文の冒頭の「頭語」と
対になる用語をここに書きます。

「拝啓」なら「敬具」

「前略」なら「草々」

「謹啓」なら「謹白」

そして「かしこ」も
ここに書きます。


「6・後付」

手紙を書いた

「日付」「署名」
「宛名」「脇付」となり

「いつ、誰が、誰に」

宛てたものなのか書く部分です。


「7・追伸」

最近の言葉でいうなら
「PS」ですね。

主文とは特に関係はないものの
追記したい内容があれば
書いておきましょう。

主な例文として

拝啓

木々の緑が生い茂り
夏の気配を感じる清々しい
季節になりましたが

◯◯様に至っては
お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

・・・・・・

(主文省略)

・・・・・・

 

徐々に暑くなっていきますので
末筆ながら、ご自愛のほど
お祈り申し上げます。

 

かしこ

平成2~年○月○○日

【佐藤花子(自分の名前)】

【田中大輔様(相手の名前)】

 

 

時候の挨拶部分の書き出しとしては
各季節によって用いる用語も
異なってきますので

記事最後の時候の挨拶の
記事など参考にしてみてくださいね。

 

今回のまとめ

はい、今回はそんな感じで

「拝啓」「かしこ」「敬具」の

それぞれの正しい意味や使い方
手紙での書き方や例文など
紹介してきました。

 

普段から意識していないとこういった知識って
なかなか自分の中に根付かないものですけど

社会人になると年長者や
年配の方へ敬意を払い

互いに付き合っていく
必要も出てきますので

こういった手紙の基本的な書き方は
覚えておいて損はないかと思いますよ。


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どうぞ参考にしてみて下さいね。

ではでは、今回の内容は以上です。
また次回お越しください~。

 

時候の挨拶についても
各季節ごとにまとめているので

参考にしてみてください。

 

「1月」

⇒⇒⇒時候の挨拶1月上旬の候に結び!ビジネスや手紙の例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶1月中旬下旬の候に結び!ビジネスやお礼状の手紙例文


「2月」

⇒⇒⇒時候の挨拶2月上旬の候に結び!ビジネスやお礼状の例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶2月中旬の候に結び!ビジネスや手紙の例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶2月下旬の候に結び!ビジネスやお礼状の例文


「3月」
⇒⇒⇒時候の挨拶3月上旬の候に結び!ビジネスや卒業祝いの例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶3月中旬の候や結びに季語!ビジネス卒業お礼状の例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶3月下旬の候や結び!ビジネスや学校へのお礼状例文


「4月」
⇒⇒⇒時候の挨拶4月上旬の候や結び!ビジネスや学校入学祝いの文例

 

⇒⇒⇒時候の挨拶4月中旬の候や結び!ビジネスや個人の手紙例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶4月下旬の候や結び!ビジネスや手紙メールの文例


「5月」

⇒⇒⇒時候の挨拶5月上旬の候や結び!ビジネスや就活で使える文例

 

⇒⇒⇒時候の挨拶5月中旬の候や結び!ビジネスや季節に合った例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶5月下旬の候や結び!ビジネスや初夏にぴったりな例文


「6月」

⇒⇒⇒時候の挨拶6月上旬の候や結び!ビジネスや梅雨入り季節の例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶6月中旬の候や結び!ビジネスや梅雨時の例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶6月下旬の候や結び!ビジネスや梅雨明け間近の例文


「7月」

⇒⇒⇒時候の挨拶7月上旬の候や結び!ビジネスや梅雨明け前の例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶7月中旬の候や結び!ビジネスやお中元のお礼状例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶7月下旬の候に結びや例文!暑中見舞いビジネスのお礼状に


「8月」

⇒⇒⇒時候の挨拶8月上旬の候に結び!手紙やビジネス例文に残暑見舞いも

 

⇒⇒⇒時候の挨拶8月中旬の候に結び!ビジネスに残暑見舞いの手紙例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶8月下旬の候に結び!ビジネス例文に残暑と晩夏の季節


「9月」

⇒⇒⇒時候の挨拶9月上旬の候に結び!ビジネスの手紙例文にスピーチ例

 

⇒⇒⇒時候の挨拶9月中旬の候に結び!ビジネスの手紙やお礼状の例文は?

 

⇒⇒⇒時候の挨拶9月下旬の候に結び!ビジネスの手紙やお礼状の例文は?


「10月」

⇒⇒⇒時候の挨拶10月上旬の候に結び!ビジネスの手紙例文にスピーチ例

 

⇒⇒⇒時候の挨拶10月中旬の候に結び!ビジネスやお礼状の手紙例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶10月下旬の候に結び!ビジネスやお礼状の手紙例文


「11月」

⇒⇒⇒時候の挨拶11月上旬の候に結び!ビジネスやお礼状の手紙例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶11月中旬下旬の候に結び!ビジネスお歳暮のお礼状の例文集


「12月」

⇒⇒⇒時候の挨拶12月上旬の候に結び!ビジネスやお礼状の手紙例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶12月中旬の候に結び!ビジネスやお歳暮のお礼状の例文

 

⇒⇒⇒時候の挨拶12月下旬の候に結び!ビジネスや年末年始の例文の書き方

 

 


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