自炊(本の電子書籍化)代行は違法行為?著作権上の問題点について

公開日:
[自炊(本の電子書籍化)]

 

どうもこんにちは、管理人のコタローです。

 

自炊・・本の電子書籍化をやり始めてから
そろそろ数か月が経過しようとしています

スペース的に
若干余裕が出来てきた関係もあってか

自炊のペースは
ちょっとダウンしていますが

まあ亀みたいな速度でちょっとずつ
電子書籍化しているような日々です。

 

さて、数か月に渡って
自炊作業をしてきた管理人ですけど

やり始めた最初のころに比べると
自炊スピードは大分早くなったかなと
感じているわけですが

まあそれでもやっぱり
手間といえば手間ですね。

 

そこでその手間のかかる
自炊作業を代行してくれる

業者さんを利用するといった流れが
一時期出来ていたみたいなんですけど

 

2011年あたりに
作家の東野圭吾さん、林真理子さんなど

合わせて7人の方々が
著作権侵害ではないかという事で
代行業者を提訴したそうで。

 

結果、2016年の3月あたりに
最高裁判所は代行業者側の上告を
受理しない運びとなり

このあたりで自炊代行に関しての
線引きが出来たとされていますね。

 

一応自炊する事に関しては
違法でないと調べてから
自炊作業を始めた管理人ですけど

昨今著作権関連とか
厳しい部分ありますからね。

 

自分のメモ用にも
ちょっと調べておこうかなと
思い立ちました。


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というわけで、今回は

自炊(本の電子書籍化)代行は違法行為か?

著作権上の問題点部分について
ちょっと見ていこうかと思います。

 

ではでは、早速いってみましょー。

 

自炊(本の電子書籍化)代行は違法行為?著作権上の問題点について

自炊代行についておさらい

さて「自炊」についてですけど

改めて書く必要もないとは思いますが
念のため書いておきますと

 

漫画や小説、雑誌など

物理的な書籍の中身を
スキャナーなどで読み取って

タブレットやスマホなどの
端末で読めるよう

電子書籍データに
変換していく作業を指します。

 

主なやり方については
以下の記事でまとめています。

⇒⇒⇒自炊(本の電子化)の裁断スキャンの方法やり方!電子書籍の作り方手順

 

データ化と一言でいうと
簡単に感じますけど

その作業の泥臭さたるや(苦笑

 

・背表紙を裁断して1枚ずつきれいにはがす

・スキャナーで読み取っていく

・必要なら画像補正

・PDFデータなどに加工

・タブレットやスマホ端末にデータを移す

 

裁断しない自炊のやり方もありますけど
きれいに取り込んでいくなら
裁断するやり方をおすすめします。

 

1冊の電子書籍データを
作成するのにかかる時間は

慣れた今でも体感的に
10分~15分といったところですかね。

 

そこで個人が自炊作業していくにも
時間がない・・!

という方のために出てきたサービスが

 

「自炊代行」

 

このサービスが出てきた当初は
電子書籍自体も

そこまで世間に浸透していなかったようで
見過ごされていたようですけど

 

冒頭で書きましたように2016年の3月ごろに

自炊代行業者側の上告を
退ける決定を下したことで

自炊代行は違法行為といった
イメージが出来上がったとされますね。

 

このあたり違法とする線引きが
少々ややこしいとされますが・・・

そのあたり見ていきましょう。

 

自炊する上での著作権上の問題点について

さて、自炊していく上で
ちょっと気にかけておきたい部分が
「著作権」の部分についてです。

漫画や小説、雑誌などは
それを描いている人達

作っている作者の方々が
いるわけで

そこには著作権者側の
権利があります。

 

その権利の中には
著作物の複製権を独占的に
持っているという部分もあり

 

自炊によって
書籍をデジタルデータに変換・・

つまりコピーする事は
複製権の侵害にあたるのではないか?

 

こういったところで
議論されたというわけですね。

 

 

そして著作権法において
その行為が合法か違法なのかは

以下の「著作権法30条1項」
に定められています。

(私的使用のための複製)

第三十条

著作権の目的となつている著作物

(以下この款において
単に「著作物」という。)は

個人的に又は家庭内

その他これに準ずる

限られた範囲内において

使用すること

(以下「私的使用」という。)

を目的とするときは

次に掲げる場合を除き

その使用する者が

複製することができる。

出典:https://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html

 

この文章内容をそのまま見ていくなら

 

個人的な私的利用

もしくは家族間での
データ共有程度の範囲内なら
まあ複製しても大丈夫ですよ。

 

という解釈になります。

 

まあ逆を言うなら
その範囲内を超えてしまったら

基本的には全部違法
といった事になるわけですが。

 

だいたい挙げるなら

 

・複製した電子書籍を
 メールやデバイスを通して
 知人友人に譲渡

 

・複製した電子書籍を
 不特定多数の人がアクセスできる
 サーバーにアップロードする

 

・複製した電子書籍データを
 勝手に販売するといった行為

 

他にも挙げる事はできるでしょうけど

まあ明らかに

私的利用の範囲内を
超えているといった判断がされれば
それは違法行為となるわけですね。


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ひとまず自分で自炊するのはOKです

さきほど書きましたように

個人が自炊した電子書籍データを
自分が読んでいく

 

もしくは家族内で
共有するといった程度なら

これは私的使用目的とみなされるので
合法となります。

サーバーにアップロードする場合も
家庭内のみで共有するストレージを
使用すれば

不特定多数がアクセスできる環境下に
アップロードしたわけではないので
まだセーフといえます。

 

自炊代行が違法となる線引きは?

それでは、自炊代行が
違法となってしまった理由とは
なんなんでしょうか。

 

代行業者はあくまで
依頼者の代わりに

自炊作業を行っていただけなのに
違法といった判決を下された背景として

 

「自炊の主体者は誰なのか?」

 

という部分といえます。

 

要は自炊代行という
システムを俯瞰して見た場合

 

その主体者はお客側なのか?

それとも自炊代行業者側なのか?

 

という事です。

 

 

ここがなんともややこしいと
感じるわけですけど

 

自炊代行業者は
あくまでも依頼者の代わりに
自炊作業を行っていたに過ぎない。

つまり依頼者の補助的立場で
自炊したに過ぎません。

 

そこには自炊代行業者の
意思とか考えは関係ありませんよね。

だって依頼されて
自炊作業していたわけですし。

 

なので、この場合個人的に見ても
自炊の主体者はお客側にあって

自分で自炊したと
同じ状況と言えるのでは?

そう思ったわけですけど・・・

結果だけを見てみれば
高等裁判所は違法という
結論を下しています。

 

まあその部分も少し考えていくと
納得できるかなと思うわけですが。。

 

 

自炊代行を担う業者という位ですから
個人が行っていくよりも

自炊に関するノウハウが
しっかりしていると考えられますし

自炊したデータそのものが
業者側にも残るので

 

そのあたりの扱いなど含めて考えていくと

もはや私的利用の範疇を
超えているのではないかと
考える事もできるわけですね。

 

結局問題となった事案については
冒頭でも書いたように違法行為と
判断されたので

作者に許可を得ない状態で
自炊代行を行う事は違法であるという見方が
一般的にも浸透したとされています。

 

自炊代行しても違法にならないケース

上記の書き方をしてしまうと
なんだか自炊代行業者に依頼すると
全部違法になってしまうの?

といった感じがしますけど

 

一部例外として

自炊代行業者が
自炊対象の本は自炊可能かどうか?

著作権を有する作者に
許可を取っている場合は

その本は自炊しても
大丈夫という事になります。

 

自炊代行業者のHPなど覗いてみますと
予め自炊するのはNGだとする

作家リストを
載せているところもありますね。

 

あとは作者の許可がない場合でも

自分の代わりに
アルバイトを雇って自炊してもらったり
家族の誰かに自炊してもらう分には

書籍の持ち主が主体と
なっているという見方が強いので

 

私的利用範疇となり
問題ないとされています。

まあなんともややこしい話です(苦笑

 

今回のまとめ

はい、そんな感じで今回は
自炊代行は違法行為なのか?

著作権上の問題点などについて
書いていきました。

 

本の電子書籍化って
便利といえば便利なわけですが

物理的束縛を離れて
データ化された書籍って

一旦ネット上に出回ると
どんどん拡散していきますから

 

不特定多数の人が見れるサイトとかに
アップロードされると

それだけ作者側の利益が
減っていくわけですよね。

 

作者視点で見ていくと

確かにある程度の線引きは
しておかないと

作者が一方的に損をしていく
状況になってしまうとは思いました。

 

まあそういった
著作権上の問題を意識しないで
自炊するなら

自分でデータ化していった方が
気持ち的には楽といえば楽なわけですが

時間的には束縛されるわけで・・(苦笑


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作者側の作品を
守りたいといった考えと

電子書籍が欲しいといった
ユーザーの考えと・・・

上手い事折り合い
ついていけばいいですけど
なかなか難しい部分があるかもですねぇ。

 

まあ、自分は引き続きちまちま
自分で自炊していこうと思います。

裁断機とスキャナ使っていかないと
買った意味がないんで(はははのは

 

ではでは、今回はこのあたりで
失礼します~。

 


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